a-haデビュー前ロンドンにて

◆3人の精神は高揚していた。3人はロンドンに住み、彼らの横にあるアパートは、夜明けまで一晩中大きな音でファンクを演奏する人々でいっぱいであった。3人の名前はすぐに主要都市で日の目を見ることになろうだろう。人生は自由で美しかった!
◆しかしマグスにとっては、物事はいつも喜びに満ちているワケではなかった。時折、生活を思い出させる全てのモノを避けて、全ての美醜を備えたこの都市をののしった。それはマグスが恋人のHeidi Rydjordを恋しく想い、孤独を感じた時だった。
◆Heidiとマグスは高校で同じクラスだった。全く異なったバックグラウンドと見たところ共通の興味がなかったので、2人がお互いに惹かれ合っていると気付くには、ちょっと時間が必要だった。マグスの18回目の誕生日、1980年11月1日に、お互いをより近づける不器用な試みがなされ、最終的に2人の仲を具体的なものへと変えた。マグスをけして裏切らないだろう、美と愛そして心地よさの源である彼女Heidiは、マグスの人生に根を下ろした。エキゾチックで、魅惑的なHeidi、彼女のグリーンの目、悲しげで、ほがらかで、気難しくて、つつましやか、とても優しく、いたずら好き。ノルウェーに残してきたことをマグスは悲しみ、彼女に想いを馳せた。
◆HENNING KRAMER DAHLの日記より。1984年3月23日金曜日。
マグスとポールがロンドンから帰ってきている。昼前にマグスがバナナ・チップとVorterol(※ビールのようなノン・アルコールの飲み物)を持って立ち寄った。僕がドアを開けると、マグスは僕の青白い顔を見て、暗い顔をした。
「こいつは驚いた、Kramut!今年もミスター・ユニバースには選ばれないぞ」マグスの口から最初に出た言葉がこれだ。いつでも元気付けようとする言葉、いつでも優しい気持ちのマグス。
「病気なんだ。目が感染してね、無期限隔離状態さ。ところで、きみは前より良さそうだね。中に入るかい?」
僕が言ったことは本当だ。マグスは今、かなりやつれて見える。とても疲れている。彼の目の下のクマと脂ぎった髪。彼が言うには、ここ数ヶ月のロンドンでの生活は、ひどく不安定だ。ジョン・ラトクリフは、ワーナー・ブラザーズの期待の星たちを、自らの少ない資産で養い続けている。家と車を売ったと僕は聞いた。彼らが皆に強い印象を与えたことで得た前払い金は、随分と前に革の服とビーチでのバケーションに使われた。それ以外に、マグスは自分のお金で車を買った−スタイリッシュなシルバーグレイのローバー、実に印象的な車だ。
マグスとこんなに久しぶりに再会出来たのがとても嬉しい。ジョンはしばらくの間決してロンドンには帰ってこないように、という厳しい命令で3人を家に帰した。彼は、ラグビーをしていて親指を折り、ひどく悪い状態にいる。極度の高血圧と極度の疲労。明らかに休養が必要だ。
僕らは座って、あらゆることを話していた。ふとマグスは、余りうまく調律されていない僕のピアノへと進み、静かに、深く集中しながら、穏やかで悲しそうなメロディーを演奏し始めた。トーンは冷たい秋の空を飛ぶカモメの翼のように上昇したり下降したりしている。
「何て言う曲?」
長い沈黙。僕らがよく知っている静かな言語だ。
「ポールが書いた新曲。ローレンのためにね。Hunting High and Lowって言うんだ。来週にはこれのデモを作るつもり」
「こっちで?」
「いや、Rendezvous(ロンドンにあるジョン・ラトクリフのレコーディング・スタジオ)で。ポールは今晩には立とうと言うんだ。ローレンが恋しいんだと思う」
「ジョンは何て言うかな?」
「まだ知らないんだ。激怒するだろうね。ところで、車にはまだ余裕があるんだ。一緒に来ないか?きみにはちょっとした外国旅行が必要だと思うよ」
「何言ってるんだよ?外に出るなって医者に言われたって言っただろう?少なくとも2週間はね。それに準備する時間がないよ」
「OK、じゃあ、今晩1時くらいに車で迎えに来るよ」
◆HENNING KRAMER DAHLの日記より。1984年3月24日土曜日。
もちろん僕は結局、スーツケースに荷物を詰め終えていた。「明日生きるためよりも今日を楽しく過ごす方が良い」マグスが好んで言う言葉だ。
真夜中の1〜2時頃、シルバーグレイのローバーが僕の家の前でブレーキの金切り声をあげた。いつものフルホルメン速度ですっ飛ばしたので、すぐに僕たちは町の外にでた。僕は50年代、ビートニク小説の中に入り込んだような気がした。ポールと彼のギターは、快適なバックシート全体を占領して、既にいびきをかいて寝ている。モートンはいない、何故なら哲学の学生をしている弟のHåkon(形而上学とシャンパンを専攻している)を訪ねて、彼は今パリにいるのだ。
旅程は厳しく、話す価値があるようなエキゾチックな驚きは期待出来そうもない。最初にGoteborg(スウェーデン)への夜通しドライブ、次に朝のフェリーでFredrikshavn(デンマーク)へ。続いてユトランド半島(デンマークの半島部分)を全速力で抜けて、Esbjerg(やはりデンマーク)からHarwich(UK)へのフェリーに乗る。ボートでの不快な20時間…ため息。
僕らはひどく不気味な夜を過ごし、Goteborgの波止場に座っていた。真っ暗闇の晩冬の道路と運転に疲れ果てたマグスは、元気づけてくれる組み合わせではなかった。スウェーデンで僕らの人生が終わらずに済んだのは実に幸運だった。Uddevallaで、半分眠りこけたマグスはLidkopingかどこかで道をそれたが、ポールのやかましい叫び声で再び道に戻ったのだ。ポールが夢の国から戻ったのは、唯一その時だけだった。
僕らはフェリーの列の最前列に並び、マグスと僕は自分たちの席めがけて駆け込んだ。明るい光の中で横たわりながら、僕らは空腹で、汗まみれで、疲れていた。僕の目はキリキリと痛んだ。ワーナーのお偉いさんが今ここにいないことを感謝する。とても見れたもんじゃない。
イギリスへのフェリーでの夜。酔っぱらいの叫び声やモーターの音で眠ることが出来ない。少なくも僕は。でも2人のポップスターは違った。荷物を置くやいなや、つぶれた吸い殻のように眠ってしまった。マグスとポールがこれから先どんな人生を送るかは、神だけが知っている。
ユトランド半島を通り抜けた時、僕らはちょっと話をしていた。明るいが、冷たい3月の陽の光がそそいでいた。とにかく僕が聞いたのは、a-haが最近していることは待って、待って、ひたすら待っているという1つだ。ワーナーとの膨大な契約の詳細が弁護士の手で整理されるのを待っている。LPをレコーディングするためにスタジオの空き時間を待っている。そして特に、彼らが再び普通の住み良い日常生活をするためのお金を待っている。それがあれば、かなりむさくるしいらしいSydenhamのアパートから引っ越して、毎日食べる余裕が出来るのだ。3人は何ヶ月もオートミールで生活しているという。でもこいつらが話を大袈裟に言うのは皆知っていることだ。
ともかく明日の朝にはイギリスに着く。面白くなりそうだ。入国審査官は、ノルウェー人がイギリスへの休暇旅行を繰り返しているのを、いぶかり始めている。イギリス人は鉄の手で自分たちの小さい島を警備しているのだ。
◆HENNING KRAMER DAHLの日記より。1984年3月25日日曜日。
僕はゴミ捨て場と空襲で焼け出された掩蔽壕の間の交差したところに座り、これを書いている。221 Dartmouth Road、a-haがSydenhamと呼ぶアパート。僕はけして2度と、大袈裟なことを言うとマグスとポールを責めることはしない。この例えようもない穴とも言うべき住居を見た−嗅いだ−後では。もしここに鼠がいたら、SPCA(※動物愛護協会のようなもの)は文句を言うだろう。
僕らがダウンタウンから南へと運転してきた時、この辺りは活気のないイギリス郊外のように見えた。ずらりと並んだ全く同じ2階建てレンガハウスは草に囲まれていた。カラフルなネームプレイトのついた2、3の店といくつかのパブだけが、飽き飽きするほど静かな単調さと異質だった。イギリスの大部分のように少し汚くて見捨てられたようだが、スラムというわけではない。
Dartmouth Roadは長く、とても狭い通りで、Kirkdaleの大通りからForest Hill駅にむかってゆっくり坂道になっている。通りはいくつかの貧しい小さな店、カフェ、持ち帰り用料理店、そして林立する「売ります」「貸します」サインによって支配されていた。
マグスはポリ袋とゴミで贅沢に飾り付けされた、小さい茶色い庭の前でローバーを停めた。破産したコンピューター会社がビルの1階を以前占領していた。2階正面にある唯一の窓はプラスチックで覆われていた。
「これが僕らの住みか」ポールはそう言うと、車からぴょんと飛び降りたが、そこはまさに今したばかりの犬の糞の上だった。家の前は下痢をしている犬小屋が動き回ったかのようだった。
「近所の人がよく犬を僕らの裏庭に放すんだよ」とマグスが説明した。『裏庭』は、アザミと排泄物で埋め尽くされた大きな荒れ地であることが分かった。ビンとメタルが雑草の間で光っていた。屑鉄業者の金鉱だ。
アパートは2階にあり、バルコニーまではすり減ったコンクリートの階段を通って行く。扇模様のガラス窓がついている入り口のドアは、かつては居住者の自慢だったに違いない、しかし現在はガラスが割れ、周りの木工は腐っている。バルコニーには、3人がこの3ヶ月にためにためたゴミが積まれていた。腐った食べ物と壊れたビンが、詰め込みすぎた袋から突きだしていた。雨水がビニール袋の折り目にたまり、緑色のねばねばしたものが厚く覆っていた。春になって太陽がここを暖め始めたら、悪臭の地獄になるだろう。
「何でドアステップにゴミの山を作っておくのさ?」僕は理解できずに聞いた。
「ゴミ捨て場が遠いんだ。それに僕らはここに一時的に住んでいるだけだし」
a-haの誰もこのアパートの鍵を見たことがないが、バンドの中にマグスとモートンのような軽業師がいれば、鍵など必要ない。マグスは雨水用のといにぶらさがってバスルームの窓を押し開け、中に入った。数秒後にドアが開けられた。リビング・ルームを見た時、僕はほとんど逃げ出しそうだった。
そう、リビング・ルーム。トイレの親戚と言うべきか。水がグレイホワイトの壁に染み出していて、壁には誰かが賑やかに飾ろうとしたのかピンク色の落書きがあった。部屋は完ぺきなまでにゴミに埋め尽くされて、いくつか家具と呼ばれるものがあるだけだった。ぐらぐらしたテーブル、2脚の木製の椅子、そして釘のベッドと同じくらい快適だろう枝編み細工のソファー…全部ゴミ捨て場から拾ってきたのは明らかだ。唯一の『贅沢品』は、ジョン・ラトクリフが子どもの時に持っていたステレオと、画面が砂嵐状態の白黒テレビだった。
いつものようにポールはすぐにレコードをかけようとしたが、コレクションのほとんどが溶けていた。モートンが壊れている室内暖房器を消し忘れたのだ。あいにく数ヶ月前のチャートトップ達は破損をまぬがれたので、すぐにあえぐようなスピーカーを通して、デュラン・デュランが大きな音で流れ出した。
ゴミをアパートから全て運び出すには、考古学的プロジェクトを実行するのと同じくらい時間がかかるだろう。床は食べかけでカビの生えたテイクアウトの食事、汚い靴下、下着、音楽雑誌、絵、さらにカビの生えたテイクアウトの食事、モートン所有のBagleyの本、フォークとナイフ、その他何だか分からないたくさんのモノで埋め尽くされていた。モートンはシド・ヴィシャス(※パンクバンド、セックス・ピストルズのベーシスト、ドラッグ中毒だった)を主婦の組合に参加させるような状態のままこの場所を去っていた。
僕は全てのモノをゴミとしてすぐ捨てるべきだと思ったが、ポールはお気に入りのパンツがゴミ袋の中で消えたと気付き、掃除はしないでくれという厳しい命令を与えてきた。2人が片付けている間、僕は残りの場所を見て回った。
狭いホールは、明るいが汚いキッチンへとつながっていた。ガスコンロは食べ物のかけらで覆われている。無敵の皿が何枚か流しで泳いでいる。窓の下枠には、マグスが小さい緑を植えたヨーグルトカップがいくつか置かれていた。みすぼらしい小さな葉は、まるで通りすがりの金持ちに子どもが物乞いをしているように、汚れた窓から陽に向かって伸びていた。
バスルームは居住者の虚栄心の象徴だった。ポールとモートンのパウダー、マスカラ、その他メーキャップ用品があらゆるところに置かれていた。ようするにこれが今のa-haの生活なのだ。彼らはバラバラに壊れそうな汚らしいバラックに住んでいるが、少なくとも外面的にはあるレベルの外見とスタイルを何とか保持している。革服と茶色い顔は人々に納得させているのだ、ここに3人の若者が何の心配もなく世界でやっていると。a-haは泥の中の閃光、彼らの夢の中では大金持ち、音楽業界という妥協のない吹雪の中では裸足の勝者だ。
今夜は満月。僕らはRendezvousから通りを渡っただけ、DartmouthとKirkdaleの交差点にある『The Woodman』という地元のパブへと向かった。店の主人は旧友のようにマグスとポールを歓迎して、ビールの樽へと進んだ。僕らがスタジオにビールを持っていきたいと頼むと、彼は親切に頷いた。「ああ、もちろん構わないさ!」
月が人気のない通りを冷たく照らしている。ポールは静かに彼の新曲『Hunting High and Low』をハミングした。マグスは頭上の星々に向かってロンドン訛の方言で辛辣な言葉を叫びながら、手がビールグラスでいっぱいだったので、バランスを失う振りをした。
◆HENNING KRAMER DAHLの日記より。1984年3月26日月曜日。
ひどい夜と朝。僕は目の痛みでイライラしている。客だということで、僕は1番良いベッド−それはモートンのベッドだった−を与えられたが、大して助けにはならなかった。寝具は汚れでゴワゴワしていて、マットレスは腐っている。しかしポールはもっとひどかった。彼はスプリングの上にただシーツをひいて寝ているのだ。それが窓のすぐ下にあり、窓は釘でポリ袋と紙を打ち付けていたにも関わらず、夜風を通してしまう。ベッドルームは凍てついている。
ここでわずかな暖を得る唯一の方法は、キッチンへのドアを開けて、4つのコンロを最大にすることだ。あるものを有効に使い、しかも健康的。僕は眠りに落ちる前、暗闇で横たわりながら、しばらく真っ赤な火口を見つめていた。マグスとポールはずっと前からいびきをかいていた。人がこんな状況にも慣れることが出来るなんて、本当に驚きだ。
僕は信じられないほどひどい頭痛で目を覚ました。痛みに支配され、大声でそして低い声でうめいた。僕のうめき声に、ポップスター達は眠りから目覚めた。
「Kramutがついに気がふれたのかと思ったよ」とポールは不平がましく言って、また眠ってしまった。
「どうしたの?」マグスの声は不明瞭だった。彼は一度も朝方人間であったことはない。
「頭が!死ぬかも知れない。昨晩そんなに飲んだっけ?」
「いや、ただのガス漏れだよ」
「ガス漏れ?!」
僕の頭上を走っているガスパイプが古い靴下と同じくらいひどいものだということが分かった。モートンがパリに逃げ出したのも不思議はない。数メートル離れたところにあるキッチンでコンロをフル回転させ、ガス漏れしている寝室で眠ること…それの意味することを僕は訴えた。
「慣れるよ。それにガスの下で寝るのは交代制だから」
マグスとポールは再び眠りについていた。
※参考『Så blåser det på jorden』『Boken om A-ha』他

『Foot of the Mountain』歌詞&対訳


The Bandstand
You stand in the doorway
a block up the street
Ringing the doorbell
there’s tapping of feel
High yellow hair
and a worn brown suit
Enter, and break the news
Now tell me the story
I give it the time
No need to worry
Everything’s fine
I’ll take you away
from this name-calling scene
Sure…you can bring your magazine
Cold and windblown on the old bandstand
You and I walking hand in hand
A neon-glow shining down on us
Don’t wait up for us
Don’t wait up for us
Now tell me the story
I’ll give it the time
When you stop looking
then you will find
I’ll take you away
from this name-calling scene
Just bring your magazine
Cold and windblown on the old bandstand
You and I walking hand in hand
A neon-glow shining down on us
Don’t wait up for us
Dont’t wait up for us
あなたは玄関に立っている
道から一段高い所に
ドアベルを鳴らす音
足音を感じる
逆立てた黄色い髪に
着古した茶色のスーツ
中に入って、みんなに知らせるから
さあ、話を聞こう
時間はあげるから
心配しないで
すべてうまくいく
この中傷の場から
あなたを連れ去ってあげる
もちろん・・・雑誌を持ってきても良いから
冷たい風が吹きつける古い野外ステージ
あなたと私は手をつないで歩いていく
輝くネオンがわたしたちを照らす
先に寝ていてよいから
私たちを待っていないで
さあ、話を聞こう
時間はあげるから
あなたが見るのを止めたとき
わかるでしょう
私があなたを連れ出してあげる
この中傷の場から
雑誌だけ持ってきて
冷たい風が吹きつける古い野外ステージ
あなたと私、手をつないで歩いていく
輝くネオンが私たちを照らす
先に寝ていてよいから
私たちを待っていないで
(訳:Mayumi 協力:みこ)

Riding The Crest
You search your mind
That’s what it’s there for
Check all the whys’
And all the wherefores’
In your mind
You’re tall and brave
Riding the crest
Of a high and beautiful wave
You make your movements known
And where you want to be
And everybody knows
That’s how it’s got to be
In the sheltered morning sun
In the sheltered morning sun
Internally
You make your own rules
You’ll have excuses
The ones that you choose
In the end
You deem unsafe;
Riding the crest
Of a high and beautiful wave
You make your movements known
And where you want to be
And everybody knows
That’s how it’s got to be
In the sheltered morning sun
In the sheltered morning sun
There comes a time
You don’t even know what’s missing
Some sugar to make the pill go down
You need a line
A push in the right direction
The sugar that makes the pill go down
True
True to form
True to pre-existing norms
Truly wasted
At a rave
Riding the crest
Of a high and beautiful wave
君は自分の心に問いかける
それは何のためにあるものなのかと
すべての疑問を洗い出す
そしてすべての理由も
君の心の中では、
君は背が高くて勇敢だ
成功の美しい高波の頂点に乗っている
君は自分の動きや
どこにいたいのかを知らせる
そしてみんなが知ることになる
そうしむけたんだ
雲に隠れた朝日の下で
雲に隠れた朝日の下で
内々に
君は自分で規則を作る
自分で選んだものへの
言い訳ができるから
最終的には
危ないことだとみなすんだ;
美しい高波の絶頂にいることは
君は自分の動きや
どこにいたいのかを公にする
そしてみんなが知ることになる
そうしむけたんだ
雲に隠れた朝日の下で
雲に隠れた朝日の下で
さあ時間がきた
何が欠けているのかすらわからない
薬を飲み込むための砂糖のように
セリフが必要なんだね
正しい方向へ向かうための
薬を飲み込むための砂糖のように
真実
いつも通りの
すでに存在する常識に忠実に
絶賛されて
まったく無駄になる
成功の美しい高波の頂点で
(訳:Mayumi 協力:みこ)

What There Is
Empty glass
Gets another round
Squeaky chair
Makes another sound
There is a gentle breeze
Playing in your hair
Come take a bow
While you’re still
All there
It’s what it is
It’s what it was
It’s what it will be here
After us
There is no memory
There’s no recall
No recollections
At all
Your dark glasses
Sliding down your nose
Now bring these proceedings
To a close
It’s what there is
It’s what there was
It’s what will be here
After us
You can make it all worthwhile
You can lend yourself some style
You can give them all the reasons
All the facts that you have seasoned
You can hear them hoot and holler
As you come across a scholar
You can set your name in lights
You can make two wrongs a right
空のグラスを
もう一度満たす
ガタのきた椅子が
また音をきしませる
柔らかなそよ風が
君の髪をもてあそぶ
挨拶しに出ておいでよ
君がまだ
まともなうちに
これが今の現実
かつても同じだった
これからも変わることないだろう
僕たちがいなくなった後も
なんの思い出も無く
思い出すことも
追憶にひたることも
何も無い
君の鼻からずり落ちる
サングラスが
この出来事を
終わらせようとしている
これが今あるもの
かつても同じだった
これからも変わることないだろう
僕たちがいなくなった後も
君は全てを意味あるものに変えることができる
君は新しいスタイルを取り入れることができる
君は全てのものに理由を与えることができる
君のおかげで魅力的に思えた全ての事実に
やつらのヤジがきこえる
君がまるで学者のようだと
君は君の名前に注目を集めることができる
君は二つの間違いからひとつの正解を導くことができる
(訳:みこ 協力:Mayumi)

Foot of the Mountain
Keep your clever lines
Hold your easy rhymes
Silence everything
Silence always winds
It’s a perfect alibi
There’s no need to analyze
It will be alright through the longest night
Just silence everything
But we could live by the foot of a mountain
We could clear us yard in the back
Build a home by the foot of the mountain
We could stay there and never come back
Learn from my mistake
Leave what others take
Speak when spoken to
And do what others do
Silence always wins
So silence everything
It will be alright in the morning light
Just silence everything
But we could live by the foot of a mountain
We could clear us yard in the back
Build a home by the foot of the mountain
We could stay there and never come back
We could stay there and never come back
You know it
We could leave tonight
But we could live by the foot of a mountain
We could make us a white picket fence
Build a home by the foot of the mountain
We could stay there and see how it ends
We could stay there and see how it ends
We could stay there and see how it ends
小賢しいセリフはとっておいて
たやすい詩を書くのは後にして
すべてに沈黙するんだ
沈黙がいつも勝つんだ
完璧なアリバイだよ
分析する必要なんてないんだ
この長すぎる夜にはそれでいいんだ
すべてに沈黙するんだ
だけど、僕らは山の麓で生活することもできるかもしれない
裏庭を掃除することもできる
山のふもとに家を建てて
そこで暮らして二度と帰らなくてもいいんだ
自分の過ちから学ぶ
他人が取るものは取らない
話しかけられたら話をする
そして他人がすることをする
沈黙はいつだって勝利する
だからすべてに沈黙するんだ
朝日が射すころにはもう大丈夫
すべてに沈黙していれば
だけど、僕らは山の麓で生活することもできるかもしれない
裏庭を掃除することだってできるかもしれない
山のふもとに家を建てて
そこに永住してもう帰ってこなくてもいいのかもしれない
そこに永住してもう帰ってこなくてもいいのかもしれない
君もわかっていただろう
僕らは今夜発つことだってできるんだ
だけど僕らは山の麓で暮らすこともできるかもしれない
庭を白いフェンスで囲って
山の麓に家を建てて
そこで暮らしてどうなるのか見届けることができるかもしれない
そこで暮らしたらどうなるのか知ることができたかもしれない
(訳:Mayumi  協力:みこ)

Real Meaning
Don’t change me
I’m gonna break if you try
Don’t change you
You know the tears
I’m gonna cry
And I sure will
Miss us when we’re gone
You’re the real meaning of the sun
It shows you off to everyone
You’re the real meaning of the sun
It shows you off to everyone
The real meaning
I want the real meaning
Don’t fix me
It breaks my heart
To see you try
Don’t fix you
And leave me for
Some other guy
And I sure will
Miss us when we’re done
You’re the real meaning of the sun
It shows you off to everyone
You’re the real meaning of the sun
It shows you off to everyone
When I’m thinking about you fondly
Then I’m thinking about the only
Real meaning of the sun
You’re the real meaning of the sun
It shows you off to everyone
You’re the real meaning of the stars
They guide me to the places you are
The real meaning
I want the real meaning
僕を変えようとしないで
そんなことをすれば僕はこわれてしまう
君自身を変えようとしないで
そんなことをすれば僕が泣いてしまうのは
分かっているだろう?
そんなことをすれば
元の自分たちが恋しくなるにきまっているから
太陽とは君のことなんだね
全ての人の上で輝いている
太陽とは君のことなんだね
本当に意味のある存在
僕が求めているのは本当に意味のある存在なんだ
僕を正そうなんてしないで
そんなことをされたら
僕の心は傷ついてしまうから
君自身を正そうなんて
僕から離れて
他の人のところに行こうとなんてしないで
そんなことをすれば僕はきっと
お互いが恋しくなるにきまっているから
太陽とは君のことなんだね
全ての人の上で輝いている
太陽とは君のことなんだね
本当に意味のある存在
僕が求めているのは本当に意味のある存在なんだ
君のことを愛しく思い浮かべるとき
僕がただ思うのは
太陽とは君のことなんだということ
太陽とは君のことなんだね
全ての人の上で輝いている
星々とは君のことなんだね
本当に意味のある存在
僕が求めているのは本当に意味のある存在なんだ
(訳:みこ 協力:Mayumi)

Shadowside
The shadowside
You say I have
Is making everything
Go bad
You say I don’t
Care enough
For all the things that
I have got
But I do
And I will
I don’t want to see myself descend
Into the shadowside again
If you ever let me go again,
In the shadowside I’ll end
The shadowside
Where I go
I’m never where
I’m needed so
You say I don’t
Give enough
That I don’t care for
All I’ve got
But I do
And I will
I don’t want to let myself descend
Into the shadowside again
If you’re letting go of me again
In the shadowside I’ll end
But I do
And I will
Yes I will
I don’t want to let myself descend
Into the shadowside again
If you’re letting go of me again
In the shadowside I’ll end
In the shadowside I’ll end
In the shadowside I’ll end
僕のもつ
影の面が
全てを悪くしている
原因だと君は言う
僕は自分の
持っているものを
気にかけていないと
君は言う
でも僕は気にかけているし
これからもずっと気にかけるのに
自分が影の面へ落ちる姿を
二度と見たくはない
もしまた君が僕から離れていくようなことがあれば
僕は影の面に落ちてしまうだろう
僕が落ちていく
影の面
これほどにまで僕が
必要とされる場所はない
僕はひとに与えることをしないから
自分の持っているものも
気にかけないと
君は言う
でも僕は与えているし
これからもずっと与え続けるのに
二度と影の面へ
落ちて行きたくはない
もしまた君が僕から離れていこうとしているなら
僕は影の面に落ちてしまうだろう
でも僕は落ちていく
きっと落ちて行ってしまう
必ず落ちて行ってしまう
二度と影の面へ
落ちて行きたくはない
もしまた君が僕から離れていこうとしているなら
僕は影の面に落ちてしまうだろう
僕は影の面に落ちてしまうだろう
僕は影の面に落ちてしまうだろう
(訳:みこ 協力:Mayumi)

Nothing Is Keeping You Here
The lights change on the hill
The air seems strangely still
Everyone’s asleep
The floorboards creak at dawn
As you walk out on the lawn
The grass is wet beneath
You think it rather strange
You think it rather weird
It’s fair to say that
Nothing is keeping you here
Nothing is keeping you here
Nothing is keeping you here
The phone is off the hook
As you sink into a book
You don’t know where you are
From the world; detached
Unto a girl you latched
It never got too far
And everybody talks
And everybody stares
It’s safe to say that
Nothing is keeping you here
Nothing is keeping you here
Nothing is keeping you here
And everybody’s dawn
And everybody cares
You knew your day to shine
Would come without you here
Come without you here…
Nothing was keeping you here
Nothing is keeping you here
丘の上で変わる光
空気は奇妙なまでに穏やかで
誰もが眠っている
夜明けにきしむ床板
君は芝生へと出て行く
足元の草は露にぬれている
君は何かが違うと思う
君はなにかおかしいと思う
こう言ってもいいんだろう
君がここにとどまる理由は何もないんだと
君がここにとどまる理由は何もないんだと
君がここにとどまる理由は何もないんだと
受話器のはずれた電話
君は本に夢中になっていて
どこにいるのかも分かっていない
世間から遠く離れて
君が抱きしめた少女のもとへ
どれだけ遠くに行っても遠すぎることはない
みんなが話している
みんながこちらを見ている
こう言ってもいいだろう
君がここにとどまる理由は何もないんだと
君がここにとどまる理由は何もないんだと
君がここにとどまる理由は何もないんだと
そして誰もが夜明けを迎えようとしている
誰もが気にかけている
君は知っていた
ここにいては君が輝ける日はやって来ないことを
君がここにいてはだめなんだ
君がここにとどまる理由は何もなかったんだ
君がここにとどまる理由は何もないんだ
(訳:みこ 協力:Mayumi)

Mother Nature Goes To Heaven
Wrong
You never got it wrong
You always got it right
But now some time has passed;
You’re ever so slightly off
Thing you could do asleep
In a not too distant past,
Are trying your patience
Harder now
And though
Everything moves along
You hope the rumour’s wrong
That Mother Nature
Goes to heaven
Right
You never got it right
It always got away
When you had it nailed
It was ever so slightly off
Sending you somewhere else
Than where you had to be
Making it that much
Harder now
And though
You’re struggling to get on track
It pales somewhat to the fact
That Mother Nature goes to heaven
And there will be no sadder day
When all the birds
Have flown away
I’m trying your patience harder now
And though
Everything moves along
You hope the rumour’s wrong
That Mother Nature
Goes to heaven
That Mother Nature
Goes to heaven
違う
あなたが間違えたことなんてなかった
いつだって正しく理解していた
でも、時間は過ぎてしまったんだ。
あなたはは少しだけおかしくなってしまった
眠っている間にすらたやすくできたこと
遠い過去のことではなかったのに
あなたはできなくていらいらしている
それでも、
すべてはうつろいゆくんだ
その噂が間違っていることを願っている
母としての部分が天へ召されてしまうということを
正しいよ
あなたがそれを正しく理解したことなんてなかった
あなたがやってのけると、いつもいなくなってしまう
少しだけおかしくなってしまったんだ
あなたをどこかへ連れて行ってしまった
いままでいなければいけなかった場所から
今ではもっと難しくなっている
それでも
あなたは、正しい方向に戻ろうと苦心している
それが母親の部分が天国へ召されてしまうという事実を
少し和らげてくれる
そしてこれほどに悲しい日はないだろうね
全部の鳥がいなくなってしまう日ほどには
わたしはあなたをもっといらいらさせてしまう
それでも、
すべてはうつろいゆく
その噂が間違っていることを願っている
母としての部分が天へ召されてしまうということを
母としての部分が天へ召されてしまうということを
(訳:Mayumi 協力:みこ)

Sunny Mystery
You can run through every forest
You can sail the seven seas
You can climb the highest mountain
To try dissolve these memories
In case you never knew it
You can’t undo it
You can jump off the edge of the world
Hide out in some monastery
Lose your mind in meditation
And never put your mind at ease
You think you’re running to it
But you’re wading through it;
A sunny mystery
Life is the dream that you wake up to
Dreams are the life from which you wake
Everybody makes the extra effort
Never knowing what to do
But you know the answer
Yeah, you know the score
It feels just like before
It’s a sunny mystery
That’s how it’s got to be
Because no one knows for sure
The outcome of this
Sunny mystery
すべての森をかけぬけられる
7つの海を航海できる
一番高い山にのぼることができる
この記憶を消そうとして
知らないのだったら教えよう
もうやらなかったことにはできないということを
世界の果てから飛び降りることができる
どこかの修道院に隠匿して
瞑想にふけって正気を失う
そして二度と心に平穏が訪れることはない
君は助けを求めて走っているつもりだけど
苦労しながら進んでいくんだ
この明らかな謎の中を
現実は目覚めながら見る夢
夢は目覚めさせてくれる現実
みんな余計な苦労をしているんだ
何をしたらよいかわからずに
でも君は答えを知っている
そう、もう点数もわかってるんだ
以前感じていたように
それは明らかな謎だ
そういうものなんだ
誰にもはっきりとわからない
この明らかな謎がどんな結果を生むかなんて
(訳:Mayumi 協力:みこ)

Start the Simulator
Start the simulator
Controllers, listen up
What’s your status, Guidance?
Let’s take it from the top
Coming up on docking
The beginnings of a tear
Clearing the tower
We take to the air
Start the simulator
Give your tanks a stir
The bright ejecta blanket
All is still a blur
Switch to Omni Bravo
B bus under volt
Roll right to zero
Steady as she goes
We’re going to fly so high
Into the rendered sky
We’re going to be all right
Inside the endless night
Start the simulator
I.S.O. valves are gray
EDS to manual
Translation looks okay
Save it for the splash-down
Things you want undone
You’re in command now
Your home away from home
You’re in control now
Now you’re on your own
シミュレーターを始動
管制官、聴いてください
現状はどうなっていますか、
誘導してください
最初からやり直そう
ドッキングを開始
切り離し開始
打ち上げ成功
上空へ向かう僕たち
シミュレーターを始動
君のタンクを攪拌しよう
輝く噴出物被覆
すべてがまだかすんでいる
オムニブラヴォへ変換
ヴォルト下のB バス
0までまわして
安定しています
僕たちはすごく高いところを飛ぼうとしている
2次元に表示された空に向かって
すべてうまくいくよ
終わりなき夜の闇の中で
シミュレーターを始動
I.S.Oヴァルブは灰色
EDSからマニュアルへ
変換は成功した模様
着水のために保存しておこう
君が手をつけたくなかったこと
君が指揮を執っているんだ
第二の故郷で
もう大丈夫
この先は君ひとりだ
(訳:Mayumi 協力:みこ)
*(2009年7月29日作成)
将来的に訳文に訂正・変更をする可能性もあります。
詩の解釈は読む人それぞれです。
あくまで参考程度にお読みくださいませ。