ドイツ-Web- 24/10/00
Braunschweiger Zeitung より
Thomas :休みに入って2年後に、ソロ・アルバム『Wild Seed』をリリースしましたね。それはほとんど認識されていないようですが、この7年間、他には何をしていたのですか?
モートン :アルバムはほんの数カ国でのリリースだった、というのも最初のシングルをリリースした後、既に権利をレコード会社に任せていたから。その後にさらにノルウェー語のアルバムをリリースしている、でも余り商業的ではなかったね。『Vogts Villa』というのと、『Poetenes Evangelium』。『Poetenes Evangelium』は過去50年間のノルウェー語の詩が基になっている。僕はその内の14を歌った。
Thomas :a-haは1998年のノーベル平和賞のセレモニーで、初めてまた一緒に演奏しましたが、どのようにしてそれが実現したのですか?
モートン :その2年前に、僕はソロとしてこのイベントに招待されていた、それでa-haとして演奏したくないかと聞かれたんだ。いくつかの有力なメディアがこのアイデアを猛烈に支持してね、そういうわけでまたバンドが集まる機会を得たんだ。僕はそれを共謀だと思う(笑)
Thomas :80年代と今の音楽シーンの大きな違いは何だと思いますか?
モートン :当時、産業にはたくさんのパワーがあった。一つの時代の終わりだった。今は、パワーが余り残っていない。あの時代のアーティストの多くは今はもう姿を消した。レコード会社はますますたくさんのお金を稼いだ。それが彼らに自信を持たせ過ぎた。30年、40年良い仕事をしてきた良い人々が、あっけなく首にされた。
車産業やファッション産業のようなものだ。売れていると宣伝されたものは、大規模な資金援助を受けた。やがてくるミュージシャンの「教育」の余裕はもうなかった。多くのマネージャーは早く金になることばかりに注目して、製品としてではなく、アーティストとして扱うのを忘れてしまった。そしてたくさんの素晴らしい行為が、大きな会社によって失望させられる結果になるようになった。もちろん、僕にとってもそれは憂鬱になるコトだった。でもドラッグやアルコールに助けを求める代わりに、僕はいつもミュージシャンとしての自分のスキルを信じ続けた。
こうした発展の後に、音楽産業はインターネットという怪物に大打撃を受けた。でも僕は、アーティストの多くはネットを歓迎しているという感じがする。僕もね。僕は曲のロイヤリティがいかに支払われていないかという議論が理解できない。僕は音楽産業の基本的目標は、出来る限り多くの人に曲を届けることだと思っていた。
Thomas :カムバックがこんなに成功すると思っていましたか?
モートン :いや。こんなに早く成功するとは思っていなかった。他のアーティストにとっても良い兆候だ。サンタナと同じかな。サンタナのバンドメンバーは現在55か65で、またとても尊敬されている。僕自身、16の時にサンタナを聞いていたから、とても印象的だ。こういったコトは、ブリトリー・スピアーズやルックスだけで組んだボーイ・バンドでは無理でしょ、曲を裏で誰かに書いてもらっているような。ブリトリーを悪く言っているのではないよ、だって僕は彼女はとても良いと本当に思っているし(笑)
Thomas :数日前に、ExpoでComet AwardのComeback of the Yearを受賞しましたね。Expoでノルウェーのパビリオンは訪問しましたか?
モートン :残念ながら。とても行きたかったのだけれど、予定がいっぱいだったんだ。
Thomas :あなたの曲には、太陽、月、星についてのものが多いですが、宇宙に興味がありますか?
モートン :いや、そんなコトは。でも確かに、歌詞にはたくさん出てくるね。歌詞はいつもほとんどポールが書いている。僕はそれよりも小宇宙の方に興味がある。
Thomas :a-haという名前の意味は?
モートン :それは本当に簡単。ほとんどの言語で同じ意味になる名前を探していた。この感嘆は何かを理解した時の意味。a-haの意味、そう、分かったでしょ。
Thomas :a-haはどれくらい続けますか?
モートン :おそらく『Minor Earth, Major Sky』が僕らの最後のアルバムだ。僕はリリースしたい曲がたくさんある、a-haかどうかに限らず。ポールは自分のバンド、SAVOYの仕事を続けるし、マグスも彼のプロジェクトがある。こういったコトのバランスが取れ続ける限り、a-haを続けるだろう。でも僕らがa-haに多くの時間を使えば使うほど、僕ら自身のプロジェクトからは遠ざかってしまう。僕は毎日この葛藤に直面しなくてはいけない。僕はどんなプロジェクトをやり残してきたか分かっているから、自分の時間でやるコトを正さないといけない。でも僕らはまたオーディエンスへの責任も感じているんだ。
モートン :その2年前に、僕はソロとしてこのイベントに招待されていた、それでa-haとして演奏したくないかと聞かれたんだ。いくつかの有力なメディアがこのアイデアを猛烈に支持してね、そういうわけでまたバンドが集まる機会を得たんだ。僕はそれを共謀だと思う(笑)
Thomas :80年代と今の音楽シーンの大きな違いは何だと思いますか?
モートン :当時、産業にはたくさんのパワーがあった。一つの時代の終わりだった。今は、パワーが余り残っていない。あの時代のアーティストの多くは今はもう姿を消した。レコード会社はますますたくさんのお金を稼いだ。それが彼らに自信を持たせ過ぎた。30年、40年良い仕事をしてきた良い人々が、あっけなく首にされた。
車産業やファッション産業のようなものだ。売れていると宣伝されたものは、大規模な資金援助を受けた。やがてくるミュージシャンの「教育」の余裕はもうなかった。多くのマネージャーは早く金になることばかりに注目して、製品としてではなく、アーティストとして扱うのを忘れてしまった。そしてたくさんの素晴らしい行為が、大きな会社によって失望させられる結果になるようになった。もちろん、僕にとってもそれは憂鬱になるコトだった。でもドラッグやアルコールに助けを求める代わりに、僕はいつもミュージシャンとしての自分のスキルを信じ続けた。
こうした発展の後に、音楽産業はインターネットという怪物に大打撃を受けた。でも僕は、アーティストの多くはネットを歓迎しているという感じがする。僕もね。僕は曲のロイヤリティがいかに支払われていないかという議論が理解できない。僕は音楽産業の基本的目標は、出来る限り多くの人に曲を届けることだと思っていた。
Thomas :カムバックがこんなに成功すると思っていましたか?
モートン :いや。こんなに早く成功するとは思っていなかった。他のアーティストにとっても良い兆候だ。サンタナと同じかな。サンタナのバンドメンバーは現在55か65で、またとても尊敬されている。僕自身、16の時にサンタナを聞いていたから、とても印象的だ。こういったコトは、ブリトリー・スピアーズやルックスだけで組んだボーイ・バンドでは無理でしょ、曲を裏で誰かに書いてもらっているような。ブリトリーを悪く言っているのではないよ、だって僕は彼女はとても良いと本当に思っているし(笑)
Thomas :数日前に、ExpoでComet AwardのComeback of the Yearを受賞しましたね。Expoでノルウェーのパビリオンは訪問しましたか?
モートン :残念ながら。とても行きたかったのだけれど、予定がいっぱいだったんだ。
Thomas :あなたの曲には、太陽、月、星についてのものが多いですが、宇宙に興味がありますか?
モートン :いや、そんなコトは。でも確かに、歌詞にはたくさん出てくるね。歌詞はいつもほとんどポールが書いている。僕はそれよりも小宇宙の方に興味がある。
Thomas :a-haという名前の意味は?
モートン :それは本当に簡単。ほとんどの言語で同じ意味になる名前を探していた。この感嘆は何かを理解した時の意味。a-haの意味、そう、分かったでしょ。
Thomas :a-haはどれくらい続けますか?
モートン :おそらく『Minor Earth, Major Sky』が僕らの最後のアルバムだ。僕はリリースしたい曲がたくさんある、a-haかどうかに限らず。ポールは自分のバンド、SAVOYの仕事を続けるし、マグスも彼のプロジェクトがある。こういったコトのバランスが取れ続ける限り、a-haを続けるだろう。でも僕らがa-haに多くの時間を使えば使うほど、僕ら自身のプロジェクトからは遠ざかってしまう。僕は毎日この葛藤に直面しなくてはいけない。僕はどんなプロジェクトをやり残してきたか分かっているから、自分の時間でやるコトを正さないといけない。でも僕らはまたオーディエンスへの責任も感じているんだ。
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2000-10-24
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ドイツ-TV(VIVA)- 26/07/00
英訳:Meike Beier 訳:Mayumi
* 以下は、TV番組を見られなかったり、ドイツ語に吹きかえられていて内容がよくわからなかった人のためにまとめたa-haのインタビューです。できるだけ、本人たちが話している言葉を書きとめましたが、わからなかった個所は、ドイツ語から英語に訳しました。
a-haといえば、『Hunting High And Low』 『Stay On These Roads』、そしてきわめつけは『Take On Me』といった名曲が思い出されます。10年近くソロの創作活動のために活動停止していましたが、今年ノルウェーのポップ・キングはカムバックを果たし、両腕をひろげて迎えられました。
モートン :こんな風に歓迎されると、とても心温まるよ。こんなに長いこと活動を停止していたのに、再びステージに上がることになって歓迎されるかどうか期待はできないものだからね。(再結成で)僕らがどんな風に受けとめられるか興味しんしんだったよ。
モートン、マグス、ポールはファーストシングルのSummer Moved Onがヨーロッパ各国のヒットチャートにランクインしたので、とても驚きました。ドイツでは、アルバム『Minor Earth/Major Sky』はナンバーワンに輝きました。
マグネ :80年代に成功していたころ、僕らはティーン向けアイドル・バンドとして活動していた。それから10年たって当時とまったく違うサウンドを作り上げた。現在活躍しているアイドル・バンドがやっていることとこれ以上違うことはできないというくらいにね。
最新アルバムからのセカンド・シングル『Minor Earth/Major Sky』で、a-haはファースト・シングルの成功を超えようとしています。ドイツ人監督のPhilip Stoelzlは、ビデオを撮影するために3人を月に送り込みました。
マグネ :宇宙をテーマにした作品をうまくしあげるには、注意が必要なんだ。宇宙をテーマにした作品はたくさんあるからね。僕らは、ドキュメンタリー映画の雰囲気でやりたいと思って、本物の宇宙服をアメリカに注文した。実際、予算の大部分は宇宙服に費やされたんだよ。
撮影したのは6晩、a-haは、とても着心地の悪い宇宙服を身に着けてプラハの近くにある炭酸塩岩だらけの荒野を歩き回っていました。
ポール :(『Minor Earth/Major Sky』 のセットで宇宙服を着ていると)何だか、この辺りの骨を圧迫されている感じなんだよ。それ以外は、すごく良かったんだけどね。
Stoelzl :この曲は、孤立と孤独について歌っている。だから3人の宇宙飛行士が月で迷子になるという映像は、視覚的な比喩になると思ったんだ。それができるだけ本物に見えるように解釈したつもりだよ。
ポール :監督は、歌詞に細心の注意を払って、詩の1行1行全て映像にしてくれた。普段、ビデオ自体が曲の内容にそれほど忠実になる必要は無いのだけれど、今回は違うね。とても良くやってくれたと思う。
モートン :撮影場所もすごく面白いところだったんだ。映像に映っているそのままの景色だったんだよ。
マグネ :それに熱心なスタッフに恵まれたよ。みんなビデオのアイデアに夢中になって一生懸命働いてくれたんだ。
すでに、1985年に作られた最初のビデオ『Take On Me』で、a-haはプロモーションビデオへの美学にこだわり、画期的な作品を作り上げました。良いビデオを製作することは、a-haにとってどれくらい重要なことなのでしょうか。
モートン :良いアルバムを作ることが大切なんだ。それだけだよ。だけど良いアルバムができたと思ったら、今度はアルバムの出来にふさわしいビデオで曲を披露することが大切になるんだ。そこが大事だね。
マグネ :常に大掛かりなビデオを製作する必要はないと思う。曲の雰囲気にあったビデオを作りたいし、視覚的に曲に対応したものであれば良いと思うよ。
a- haは素晴らしいビデオを作るだけではなく、質の高いライブを披露することでも知られていますが、新旧のa-haファンにとって朗報です。近々ツアーを始める計画があるようです。
マグネ :大きなツアーで一緒にステージに立つのは、何年振りかだからね。はっきりとどんな感じになるのかわからないな。もちろん、できるかぎり最高のショーを披露するつもりだよ。
マグネ :80年代に成功していたころ、僕らはティーン向けアイドル・バンドとして活動していた。それから10年たって当時とまったく違うサウンドを作り上げた。現在活躍しているアイドル・バンドがやっていることとこれ以上違うことはできないというくらいにね。
最新アルバムからのセカンド・シングル『Minor Earth/Major Sky』で、a-haはファースト・シングルの成功を超えようとしています。ドイツ人監督のPhilip Stoelzlは、ビデオを撮影するために3人を月に送り込みました。
マグネ :宇宙をテーマにした作品をうまくしあげるには、注意が必要なんだ。宇宙をテーマにした作品はたくさんあるからね。僕らは、ドキュメンタリー映画の雰囲気でやりたいと思って、本物の宇宙服をアメリカに注文した。実際、予算の大部分は宇宙服に費やされたんだよ。
撮影したのは6晩、a-haは、とても着心地の悪い宇宙服を身に着けてプラハの近くにある炭酸塩岩だらけの荒野を歩き回っていました。
ポール :(『Minor Earth/Major Sky』 のセットで宇宙服を着ていると)何だか、この辺りの骨を圧迫されている感じなんだよ。それ以外は、すごく良かったんだけどね。
Stoelzl :この曲は、孤立と孤独について歌っている。だから3人の宇宙飛行士が月で迷子になるという映像は、視覚的な比喩になると思ったんだ。それができるだけ本物に見えるように解釈したつもりだよ。
ポール :監督は、歌詞に細心の注意を払って、詩の1行1行全て映像にしてくれた。普段、ビデオ自体が曲の内容にそれほど忠実になる必要は無いのだけれど、今回は違うね。とても良くやってくれたと思う。
モートン :撮影場所もすごく面白いところだったんだ。映像に映っているそのままの景色だったんだよ。
マグネ :それに熱心なスタッフに恵まれたよ。みんなビデオのアイデアに夢中になって一生懸命働いてくれたんだ。
すでに、1985年に作られた最初のビデオ『Take On Me』で、a-haはプロモーションビデオへの美学にこだわり、画期的な作品を作り上げました。良いビデオを製作することは、a-haにとってどれくらい重要なことなのでしょうか。
モートン :良いアルバムを作ることが大切なんだ。それだけだよ。だけど良いアルバムができたと思ったら、今度はアルバムの出来にふさわしいビデオで曲を披露することが大切になるんだ。そこが大事だね。
マグネ :常に大掛かりなビデオを製作する必要はないと思う。曲の雰囲気にあったビデオを作りたいし、視覚的に曲に対応したものであれば良いと思うよ。
a- haは素晴らしいビデオを作るだけではなく、質の高いライブを披露することでも知られていますが、新旧のa-haファンにとって朗報です。近々ツアーを始める計画があるようです。
マグネ :大きなツアーで一緒にステージに立つのは、何年振りかだからね。はっきりとどんな感じになるのかわからないな。もちろん、できるかぎり最高のショーを披露するつもりだよ。
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2000-07-26
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イタリア-TV- 15/06/00
ウェルカム・バック!この10年間は何をしていたの?
モートン :僕は2枚のソロ・アルバムを作った、とても素晴らしい経験だったよ。ポールは彼の妻とSAVOYというバンドを作って、大成功した。マグスは、音楽よりも絵を描く方に興味がいっていた。とにかく、とても生産的な日々だったね。
※モートンがソロ・アルバムを2枚と答えたのは、『Poetenes Evangelium』はKirkelig Kulterverkstedのプロジェクトで、曲は全て書かれていて、モートンは歌っただけだからのようです。1日スタジオに行って、他人の書いた曲を歌っただけの、いわば雇われ。モートンにとっては『Poetenes Evangelium』は自分のアルバムではなく、『Wild Seed』『Vogt's Villa』だけが本当に自分のアルバムのようです。
ポール、奥さんとバンドを作って…でも、今奥さんは何をしているの?
ポール :何をしているかって?ナイト・クラブで働いているよ!(笑) 冗談はさておき、彼女は今、新譜の仕事で忙しい。彼女と仕事を一緒にしたり、同時に2つのプロジェクトを進めるのは面白いね。SAVOYは来年、新譜をリリースするよ。
モートンは今回のアルバムにいくつか曲を書いたみたいだけど?
モートン :アルバムのために曲は書いてない。ポールとマグスに僕の曲を渡して聴いてもらって、どの曲を入れるか決めたんだ。
『Summer Moved On』が最新シングルね。これは友情についての歌?
ポール : (笑) そうだね、ホリデーについての歌じゃないね!進展するか、終わってしまう友情について…友人と一緒にあるポイントからスタートして、どこかで自分自身を見いだす。これは心にとめておく必要がある。
ビデオはスペインで撮られたのよね?このアイデアはどこから来たの?
マグス :そう、南スペインでの撮影。アイデアを出したのはディレクターだよ。何人かのディレクターの中から、歌のテーマに最も近いアイデアのあったディレクターを選んだんだ。スペインには他にも美しい入り江があったんだけど、余りホリデーホリデーした感じにしたくなかった…トロピカルなところじゃ、イメージに合わない。僕らが撮りたかったのは、バケーションのビデオでありながら、暗くて遠い世界をも表現しているものなんだ。
イタリアのファンはどう?
モートン :(笑) ああ…酷いね!いや、冗談だよ…いつも素晴らしいよ。ファンといつも良い関係でいるためには、たくさんコンサートをする必要があると思う。でも今は、どんな風にツアーをするか考え中なんだ。おそらく秋にいくつかコンサートをすると思うんだけど、イタリアには来ないだろうな。
ポール :ネット上にある、僕らのファンが作ったサイトをたくさん見たよ。見付けるのは、とても面白かった。ラジオ局も僕らの曲を流し続けている。こういったコトの全てが、僕らの復活をさらに素晴らしいモノにしてくれている。
ポール :何をしているかって?ナイト・クラブで働いているよ!(笑) 冗談はさておき、彼女は今、新譜の仕事で忙しい。彼女と仕事を一緒にしたり、同時に2つのプロジェクトを進めるのは面白いね。SAVOYは来年、新譜をリリースするよ。
モートンは今回のアルバムにいくつか曲を書いたみたいだけど?
モートン :アルバムのために曲は書いてない。ポールとマグスに僕の曲を渡して聴いてもらって、どの曲を入れるか決めたんだ。
『Summer Moved On』が最新シングルね。これは友情についての歌?
ポール : (笑) そうだね、ホリデーについての歌じゃないね!進展するか、終わってしまう友情について…友人と一緒にあるポイントからスタートして、どこかで自分自身を見いだす。これは心にとめておく必要がある。
ビデオはスペインで撮られたのよね?このアイデアはどこから来たの?
マグス :そう、南スペインでの撮影。アイデアを出したのはディレクターだよ。何人かのディレクターの中から、歌のテーマに最も近いアイデアのあったディレクターを選んだんだ。スペインには他にも美しい入り江があったんだけど、余りホリデーホリデーした感じにしたくなかった…トロピカルなところじゃ、イメージに合わない。僕らが撮りたかったのは、バケーションのビデオでありながら、暗くて遠い世界をも表現しているものなんだ。
イタリアのファンはどう?
モートン :(笑) ああ…酷いね!いや、冗談だよ…いつも素晴らしいよ。ファンといつも良い関係でいるためには、たくさんコンサートをする必要があると思う。でも今は、どんな風にツアーをするか考え中なんだ。おそらく秋にいくつかコンサートをすると思うんだけど、イタリアには来ないだろうな。
ポール :ネット上にある、僕らのファンが作ったサイトをたくさん見たよ。見付けるのは、とても面白かった。ラジオ局も僕らの曲を流し続けている。こういったコトの全てが、僕らの復活をさらに素晴らしいモノにしてくれている。
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2000-06-15
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ノルウェー-雑誌(Mann)- 06/00
a-ha再結成の理由の1つにお金のためというのはある?
ポール :少なくも僕にはない。たくさん売りたいという理由だけでアルバムを作るなら、もっと簡単に作れたと思う。「Minor Earth | Major Sky」の曲の多くは、余りラジオ向きじゃないし、リスナーに聞き込むコトを要求している。一方で、ラジオで既にかかっているような曲を作るのは、退屈だろうと思う。
マグス :僕はいつも脳の代わりに心に聞いて物事を決めるんだ。アートの世界で関係してる人の多くは、またa-haとして活動したいから個展を休止したいと言ったら、驚いていたよ。でもやりたいという気がしたんだ。
a-haが再結成しそうだとハッキリしたのはいつ頃?
マグス :1998年12月のノーベル平和賞のライブで、僕らはまだまだ求められていて、もう1度一緒に良い仕事が出来ると気付いた。でも僕は長い間確信が持てなかった。サウンドトラックの仕事や芸術家としての仕事の後で、2000年という年にポップミュージシャンとして何か貢献出来るという保証はなかったから。それに、またポップミュージシャンになるコトの見返りに何が得られるのか、僕には分からなかったし。
成功には驚いた?
マグス :今はまだ、a-haが世界を征服するかどうかは分からないよ。でも今までに僕らが受け取った反応はすごく良かった。僕らのアルバムが、ドイツであんなに早くたくさん売れるとは、思わなかったね。
ポール :世間は僕たちを恋しく思っていてくれたようで、それはもちろん素敵なコトだよ。
7年前にこのアルバムは作れたと思う?
マグス :絶対に無理。僕らがミュージシャンとしてすごく良くなっているからじゃなくて、自分たちが過去にしてきたコトを恐れることなく振り返れるようになったという意味でね。
以前のa-haを誇りに思う?
マグス :僕らがしてきたコトの多くは素晴らしいと思う。初期のアルバムを恥ずかしいと思う理由もない。
ポール :僕は聞くと赤面しちゃう曲が何曲かある。特にプロダクションのための、とても80年代サウンドなもの。でも、概ね曲自身には満足しているかな。何か奇妙なのもあるんだけど…特にアルバム「Stay on These Roads」から出した2曲のシングルとか。
昔のアルバムを今でも聞く?
ポール :いや、僕は今日どんな違ったコトをしようかと考え始めたばかりだし。どちらかと言えば、全曲新しいヴァージョンに作りかえたい。ラジオから流れている曲はやっぱり聞きたくない。
ノルウェーの批評家はカムバックに対して随分と好意的だったようだけど?
マグス :a-haのアルバムはどれも賛否両論だったよ。僕らを嫌いだと言ったり、好きだと言ったり、いろいろさ。
a-haのアルバムはこれからも作る?
ポール :どうかな。2枚アルバムを出す契約はあるけれど、今考えるコトじゃないし。プレッシャーとストレスに前は苦しめられたから、今は物事をもっと簡単に、自分たちのペースで処理しているんだ。
a-haに対して今はもっとリラックスした気分でいるというコト?
ポール :同時に他のコトをしているという意味では、とてもリラックスしているかな。ソングライターとしては、自分の曲がリリースされるのは大切なコトだし、今は曲を提供しているのは1バンドだけじゃないから。
マグス :僕らは今、全てのコトにもっと距離をもった感じでいると思う。それと、物事をどんな風にしたいか言いやすくなっている。
ニューアルバムの曲は、再結成を決めてから書かれたの?
マグス :ここ数年の間は、小さな破片が見えてきて、それがa-haの曲になったという感じ。でも完成した曲となったのは、ニューアルバムの仕事を始めた時かな。
ポール :曲を書き始めたのは、SAVOYの最後のアルバムを終えてからだよ。a-haの曲のいくつかは、実はSAVOYのアルバムをミキシングしている間に書かれたんだ。
ポールの中では、曲を書くときにSAVOYとa-haの明確な違いってあるの?
ポール :いや、ないよ。時々「これはa-haの曲だな」と思うけれど、別の時には「とてもSAVOY風なサウンドだな」と思うし。でもモートンが歌えば…それは結局a-haの曲になる。
a-haとSAVOYと、どちらかを選択しなければならないと感じるコトはある?
ポール :それはない。僕は両方のバンドに充分に曲を書いているし。
マグネ、あなたはサウンドトラックの仕事や芸術家としての仕事をしていたわけだけど、それは何かa-haに影響があった?
マグス :僕らが違う仕事をしていたという事実が、僕らの協力体制をより豊かにしてくれたと思う。農民のように、かわるがわる栽培するやり方が最高の結果を生むんだと信じている。
a-haに戻ることで、あなたの芸術家としての仕事はどうなるの?
マグス :どうやって時間を作ろうか、ちょっと心配なんだ。とりわけ、ベルゲンで大きな装飾プロジェクトがあって、それをどうにかしなきゃいけないし、僕も続けたい。自分の時間をうまく使わないといけないね。
a-haは解散していたの?
マグス :公式に解散はしてない。でも僕は…他の2人もそうだと思うけど、またa-haとして一緒に仕事をすると思ったコトはなかった。
80年代を恋しいと思う?
ポール :とんでもない!80年代にブレイクしたってコトは、簡単には生きられないというレッテルをはられたようなものなんだよ。僕はセメントで出来た靴を履いているような気が時々した。振り返って考えるに、僕は多分、80年代の代わりに90年代にブレイクして欲しかったんだと思う。その方がずっと簡単だったろうし。僕らは長いこと、マンガのヒーローみたいに見られていた。肉や血で出来ている本物の人間としてじゃなくね。
マグス :80年代にポップ・ミュージシャンとしてブレイクするっていうのは…おそらく、その後芸術やサウンドトラックの仕事をしている僕には特にだけど、そうだな、背中に夜行性のリュックサックを背負って歩き回っているようなものさ。(※モートンは発熱のためインタビュー欠席でした)
マグス :今はまだ、a-haが世界を征服するかどうかは分からないよ。でも今までに僕らが受け取った反応はすごく良かった。僕らのアルバムが、ドイツであんなに早くたくさん売れるとは、思わなかったね。
ポール :世間は僕たちを恋しく思っていてくれたようで、それはもちろん素敵なコトだよ。
7年前にこのアルバムは作れたと思う?
マグス :絶対に無理。僕らがミュージシャンとしてすごく良くなっているからじゃなくて、自分たちが過去にしてきたコトを恐れることなく振り返れるようになったという意味でね。
以前のa-haを誇りに思う?
マグス :僕らがしてきたコトの多くは素晴らしいと思う。初期のアルバムを恥ずかしいと思う理由もない。
ポール :僕は聞くと赤面しちゃう曲が何曲かある。特にプロダクションのための、とても80年代サウンドなもの。でも、概ね曲自身には満足しているかな。何か奇妙なのもあるんだけど…特にアルバム「Stay on These Roads」から出した2曲のシングルとか。
昔のアルバムを今でも聞く?
ポール :いや、僕は今日どんな違ったコトをしようかと考え始めたばかりだし。どちらかと言えば、全曲新しいヴァージョンに作りかえたい。ラジオから流れている曲はやっぱり聞きたくない。
ノルウェーの批評家はカムバックに対して随分と好意的だったようだけど?
マグス :a-haのアルバムはどれも賛否両論だったよ。僕らを嫌いだと言ったり、好きだと言ったり、いろいろさ。
a-haのアルバムはこれからも作る?
ポール :どうかな。2枚アルバムを出す契約はあるけれど、今考えるコトじゃないし。プレッシャーとストレスに前は苦しめられたから、今は物事をもっと簡単に、自分たちのペースで処理しているんだ。
a-haに対して今はもっとリラックスした気分でいるというコト?
ポール :同時に他のコトをしているという意味では、とてもリラックスしているかな。ソングライターとしては、自分の曲がリリースされるのは大切なコトだし、今は曲を提供しているのは1バンドだけじゃないから。
マグス :僕らは今、全てのコトにもっと距離をもった感じでいると思う。それと、物事をどんな風にしたいか言いやすくなっている。
ニューアルバムの曲は、再結成を決めてから書かれたの?
マグス :ここ数年の間は、小さな破片が見えてきて、それがa-haの曲になったという感じ。でも完成した曲となったのは、ニューアルバムの仕事を始めた時かな。
ポール :曲を書き始めたのは、SAVOYの最後のアルバムを終えてからだよ。a-haの曲のいくつかは、実はSAVOYのアルバムをミキシングしている間に書かれたんだ。
ポールの中では、曲を書くときにSAVOYとa-haの明確な違いってあるの?
ポール :いや、ないよ。時々「これはa-haの曲だな」と思うけれど、別の時には「とてもSAVOY風なサウンドだな」と思うし。でもモートンが歌えば…それは結局a-haの曲になる。
a-haとSAVOYと、どちらかを選択しなければならないと感じるコトはある?
ポール :それはない。僕は両方のバンドに充分に曲を書いているし。
マグネ、あなたはサウンドトラックの仕事や芸術家としての仕事をしていたわけだけど、それは何かa-haに影響があった?
マグス :僕らが違う仕事をしていたという事実が、僕らの協力体制をより豊かにしてくれたと思う。農民のように、かわるがわる栽培するやり方が最高の結果を生むんだと信じている。
a-haに戻ることで、あなたの芸術家としての仕事はどうなるの?
マグス :どうやって時間を作ろうか、ちょっと心配なんだ。とりわけ、ベルゲンで大きな装飾プロジェクトがあって、それをどうにかしなきゃいけないし、僕も続けたい。自分の時間をうまく使わないといけないね。
a-haは解散していたの?
マグス :公式に解散はしてない。でも僕は…他の2人もそうだと思うけど、またa-haとして一緒に仕事をすると思ったコトはなかった。
80年代を恋しいと思う?
ポール :とんでもない!80年代にブレイクしたってコトは、簡単には生きられないというレッテルをはられたようなものなんだよ。僕はセメントで出来た靴を履いているような気が時々した。振り返って考えるに、僕は多分、80年代の代わりに90年代にブレイクして欲しかったんだと思う。その方がずっと簡単だったろうし。僕らは長いこと、マンガのヒーローみたいに見られていた。肉や血で出来ている本物の人間としてじゃなくね。
マグス :80年代にポップ・ミュージシャンとしてブレイクするっていうのは…おそらく、その後芸術やサウンドトラックの仕事をしている僕には特にだけど、そうだな、背中に夜行性のリュックサックを背負って歩き回っているようなものさ。(※モートンは発熱のためインタビュー欠席でした)
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2000-06-01
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ドイツ-雑誌(Focus [German news & politics magazine])- 29/05/00
By Michael Fuchs-Gamboeck 英訳:Meike Beier 訳:Mayumi
お帰りなさい、a-ha!
7年のブレークの後、ノルウェーの3人組が帰ってきた。そしてついに本物のアーティストとして認められることになったのだ。
最新アルバムで、a-haはその芸術性を認められようと努めた。
a-haの始まり:
ポール・ワークター(38)、マグネ・フルホルメン(37)、モートン・ハルケット(40)のノルウェー出身のメンバーは、1982年にa-haを結成した。
経歴:
『Take On Me』や『Hunting High And Low』などで人気がブレークした。そしてモートン・ハルケットを中心にティーン・アイドルになる。これまでに2000万枚のレコードを売り上げた。
再結成:
1993年に解散状態になったが、最新アルバム『Minor Earth/Major Sky』をひっさげて戻ってきた。アルバムはチャートのトップに輝く。
a-haのアルバム一覧:
Hunting high and low 1985
Scoundrel days 1986
Stay on these roads 1988
East of the sun west of the moon 1990
Memorial beach 1993
Minor Earth Major Sky 2000
フォーカス :7年の休みを経て、a-haはニューアルバムをリリースしました。以前の作品同様、哀愁が感じられます。なぜもっと楽観的な曲を書かないのでしょうか?
モートン :わからないよ!きっと僕らの精神構造のせいだろうね。みんな考え深くて、夢見がちな人間なんだ。ハッピーな曲をレコーディングしようとしても、どこか物悲しくなるんだよね。それが僕らのスタイルだよ。僕らの曲を聴いても人生の疑問は解けないかもしれない。だけど、少なくとも心の非難場所になって欲しいと思うよ。生きている間には、説明できないことがたくさん起こる。そんな説明できないことが起こったときに、心の補償になるように音楽をやりつづけているんだ。いつもそうだったよ。
フォーカス :長いブレークの間、メンバーはそれぞれ何をしてたのですか?
モートン :ギタリストのポールは、奥さんと一緒にSavoyというバンドを結成した。そして3枚アルバムをリリースしたよ。キーボード・プレーヤーのマグネは、絵を描き始めて、世界中の画廊で展覧会を開いた。僕は、1995年にソロアルバムの『Wild Seed』をリリースしてからしばらくたくさん旅行したよ。お金を稼いで良かったことの一つは、こんな風にあちこち旅行できるようになったことだね。
フォーカス :そのお金はどこで遣ったのですか?
モートン :南アメリカやアジアを旅しながら、常に捜し求めていた。時間がたつにつれて、自分に欠けていたものが、自分のアイデンティティーだとわかったんだ。落ち着きを取り戻したし、やっていることへ矛盾がなくなった。自分に自信がついたから、ティーン・アイドル時代のくだらないことを全部脱ぎ捨てることができた。80年代の半ばに成功を収めたときの僕らは、まったく世間知らずだった。成功に圧倒されてしまったんだ。何百万枚もレコードやカレンダーが売れるし、つねに予定がぎっしりつまっていて、プライベートな生活はまったくなくなってしまった。レコード会社は、僕らを利用してボーイ・グループとしてステージに押し上げた。僕らのお客さんのほとんどがティーンエイジャーだったからね。僕らはそれに潰されかけたんだ。
フォーカス :ニューアルバムは、どんな購買層を狙ったものですか?
モートン :特定の市場を狙って作られたアルバムではないんだ。a-haの音楽は、僕らのように夢見る力を信じている人たちへ宛てたものだ。だけど女の子たちのアイドルとしての時代は終わったよ。いまでは僕は40歳だし、結婚していて3人も子供がいる。15歳の女の子は、そんな男に夢を見ないよね。僕はそれでとてもハッピーだよ!
フォーカス :ティーン・アイドルとして売り出されることはなぜそんなに嫌なのでしょう?
モートン :全ての面においてひどいものだよ!タブロイド紙の連中がいつでもどこかに潜んでいるし、僕らの私生活について、まったく事実と違うゴミのような記事をでっちあげるんだ。だけどこの世界で成功したかったら、選択の余地はないよ。ルールに従わざるを得ない。それに最初の2枚のアルバムの最終ミックスの段階で、僕らはプロデューサーにスタジオを追い出されてしまったんだ!それにはがっかりした。ひどく傲慢なやりかただよ!できあがったレコードを聴いてみたら、ほとんど自分たちの曲だとわからなくなっていた。スタジオでいじられて、小奇麗で単調な音にされてしまったからね。なぜ、僕らがそれを許してしまったのかわからないよ。今わかるのは、そんなことは2度と起こらないということだ。長い悪夢を見ているようだった。やっと目覚めることができたんだよ。
フォーカス :そして、今再び新しいスタートを切ろうとしていうわけですね…
マグネ :90年代の初め頃、僕らは自分たちのイメージに失望していた。ひどく誤解されていると感じていたんだよ。格好良く見られようとしてしまったけれど、僕らの音楽は、小学生の女の子向けのポップソング以上だと信じていた。すごく憂鬱だったよ。世間が僕らを誤解している以上、別々の道を行くことにしたんだ。僕らは良い友達だから、また一緒にやることになった。
フォーカス :誤解されてしまったアーティストとしての後遺症はすっかり癒えましたか?
マグネ :どこでも過小評価されていたわけではないんだよ。例えばアメリカでは、僕らが望むような扱いを受けていたからね。僕らはあそこではオルタナティブ系ロックバンドと呼ばれていたんだよ。アメリカはそんな風に僕らを受け入れてくれたわけさ。(訳注:これはインタビュアーを煙に巻く、マグネお得意のジョークと思われます)
フォーカス :カムバックCDには、ところどころダンス・ビートが散りばめられていますね。完全に新しいものを取り入れる必要性を感じていましたか?
ポール :新しい要素を取りいれたのは、一緒にスタジオで仕事をしたドイツ人プロデューサーだよ。僕らは、彼がいなかったら今回も純粋なバラードを集めた作品にしようとしていただろうね。だけど、それでは最近のリスナーたちにアピールできない。簡潔なリズムラインを取り入れることで、音楽を活気付けることができたよ。
フォーカス :なぜいつも満たされることがない、見かえりのない愛について歌っているのでしょう?
マグネ :僕ら自身は、そういう思いをしたことはあまりないんだ。だけど、恋人たちの嘆きを感じ取ることはできる。それは僕らがノルウェー人だからじゃないかな。ノルウェーという国はメランコリーだらけなんだよ。
フォーカス :a-haが今度のアルバムで目指すものは何でしょう?
ポール :どのバンドも懸命に目指していることだよ。できるだけ多くの人に僕らの音楽を聴いてもらって、インスピレーションを与えたい。『Minor Earth/Major Sky』は僕らのキャリアでもっとも強力なアルバムだということを知らしめたい。僕らは認められるだけのことをしてきたし、それが正しいし、フェアだと思う。そろそろ真剣にアーティストとして認められても良い頃だよね。
(転載許可確認済)
フォーカス :7年の休みを経て、a-haはニューアルバムをリリースしました。以前の作品同様、哀愁が感じられます。なぜもっと楽観的な曲を書かないのでしょうか?
モートン :わからないよ!きっと僕らの精神構造のせいだろうね。みんな考え深くて、夢見がちな人間なんだ。ハッピーな曲をレコーディングしようとしても、どこか物悲しくなるんだよね。それが僕らのスタイルだよ。僕らの曲を聴いても人生の疑問は解けないかもしれない。だけど、少なくとも心の非難場所になって欲しいと思うよ。生きている間には、説明できないことがたくさん起こる。そんな説明できないことが起こったときに、心の補償になるように音楽をやりつづけているんだ。いつもそうだったよ。
フォーカス :長いブレークの間、メンバーはそれぞれ何をしてたのですか?
モートン :ギタリストのポールは、奥さんと一緒にSavoyというバンドを結成した。そして3枚アルバムをリリースしたよ。キーボード・プレーヤーのマグネは、絵を描き始めて、世界中の画廊で展覧会を開いた。僕は、1995年にソロアルバムの『Wild Seed』をリリースしてからしばらくたくさん旅行したよ。お金を稼いで良かったことの一つは、こんな風にあちこち旅行できるようになったことだね。
フォーカス :そのお金はどこで遣ったのですか?
モートン :南アメリカやアジアを旅しながら、常に捜し求めていた。時間がたつにつれて、自分に欠けていたものが、自分のアイデンティティーだとわかったんだ。落ち着きを取り戻したし、やっていることへ矛盾がなくなった。自分に自信がついたから、ティーン・アイドル時代のくだらないことを全部脱ぎ捨てることができた。80年代の半ばに成功を収めたときの僕らは、まったく世間知らずだった。成功に圧倒されてしまったんだ。何百万枚もレコードやカレンダーが売れるし、つねに予定がぎっしりつまっていて、プライベートな生活はまったくなくなってしまった。レコード会社は、僕らを利用してボーイ・グループとしてステージに押し上げた。僕らのお客さんのほとんどがティーンエイジャーだったからね。僕らはそれに潰されかけたんだ。
フォーカス :ニューアルバムは、どんな購買層を狙ったものですか?
モートン :特定の市場を狙って作られたアルバムではないんだ。a-haの音楽は、僕らのように夢見る力を信じている人たちへ宛てたものだ。だけど女の子たちのアイドルとしての時代は終わったよ。いまでは僕は40歳だし、結婚していて3人も子供がいる。15歳の女の子は、そんな男に夢を見ないよね。僕はそれでとてもハッピーだよ!
フォーカス :ティーン・アイドルとして売り出されることはなぜそんなに嫌なのでしょう?
モートン :全ての面においてひどいものだよ!タブロイド紙の連中がいつでもどこかに潜んでいるし、僕らの私生活について、まったく事実と違うゴミのような記事をでっちあげるんだ。だけどこの世界で成功したかったら、選択の余地はないよ。ルールに従わざるを得ない。それに最初の2枚のアルバムの最終ミックスの段階で、僕らはプロデューサーにスタジオを追い出されてしまったんだ!それにはがっかりした。ひどく傲慢なやりかただよ!できあがったレコードを聴いてみたら、ほとんど自分たちの曲だとわからなくなっていた。スタジオでいじられて、小奇麗で単調な音にされてしまったからね。なぜ、僕らがそれを許してしまったのかわからないよ。今わかるのは、そんなことは2度と起こらないということだ。長い悪夢を見ているようだった。やっと目覚めることができたんだよ。
フォーカス :そして、今再び新しいスタートを切ろうとしていうわけですね…
マグネ :90年代の初め頃、僕らは自分たちのイメージに失望していた。ひどく誤解されていると感じていたんだよ。格好良く見られようとしてしまったけれど、僕らの音楽は、小学生の女の子向けのポップソング以上だと信じていた。すごく憂鬱だったよ。世間が僕らを誤解している以上、別々の道を行くことにしたんだ。僕らは良い友達だから、また一緒にやることになった。
フォーカス :誤解されてしまったアーティストとしての後遺症はすっかり癒えましたか?
マグネ :どこでも過小評価されていたわけではないんだよ。例えばアメリカでは、僕らが望むような扱いを受けていたからね。僕らはあそこではオルタナティブ系ロックバンドと呼ばれていたんだよ。アメリカはそんな風に僕らを受け入れてくれたわけさ。(訳注:これはインタビュアーを煙に巻く、マグネお得意のジョークと思われます)
フォーカス :カムバックCDには、ところどころダンス・ビートが散りばめられていますね。完全に新しいものを取り入れる必要性を感じていましたか?
ポール :新しい要素を取りいれたのは、一緒にスタジオで仕事をしたドイツ人プロデューサーだよ。僕らは、彼がいなかったら今回も純粋なバラードを集めた作品にしようとしていただろうね。だけど、それでは最近のリスナーたちにアピールできない。簡潔なリズムラインを取り入れることで、音楽を活気付けることができたよ。
フォーカス :なぜいつも満たされることがない、見かえりのない愛について歌っているのでしょう?
マグネ :僕ら自身は、そういう思いをしたことはあまりないんだ。だけど、恋人たちの嘆きを感じ取ることはできる。それは僕らがノルウェー人だからじゃないかな。ノルウェーという国はメランコリーだらけなんだよ。
フォーカス :a-haが今度のアルバムで目指すものは何でしょう?
ポール :どのバンドも懸命に目指していることだよ。できるだけ多くの人に僕らの音楽を聴いてもらって、インスピレーションを与えたい。『Minor Earth/Major Sky』は僕らのキャリアでもっとも強力なアルバムだということを知らしめたい。僕らは認められるだけのことをしてきたし、それが正しいし、フェアだと思う。そろそろ真剣にアーティストとして認められても良い頃だよね。
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2000-05-29
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ドイツ-ラジオ(BR3)- 23/04/00
英訳:Meike Beier 訳:Mayumi
アナウンサー :アルバム『Memorial Beach』のリリースを最後に7年が過ぎました。この7年間、3人のメンバーはそれぞれ個人のプロジェクトに力を注いで来ました。そして今、再びa-haとして3人が一緒に活動していくことになりました。大勢のファンのために、シンガーのモートンがa-haの再結成について語ってくれました。
モートン :前から僕らにはもっといろんなことができるというのはわかっていたんだ。何か強力なことができるはずだと思っていた。(再結成の)話に弾みがついたのは、ノーベル平和賞のセレモニーからだよ。セレモニーの晩に一緒にパフォーマンスして欲しいと依頼されたんだ。それがきっかけになって、後で一緒にいくつかデモ曲をレコーディングしてみた。全員(再結成して)また新しいアルバムを製作することにまったく迷いはなかったよ。
アナウンサー :しかし、自分たちのプロジェクトに取り組んだ期間は、3人にとってとても重要でした。モートンは、ブレークを取る前のa-haは自らの道を模索していたと考えています。
モートン :80年代後半の音楽は、動きが鈍くなったよね。飽和状態で、どれもこれも使いまわしばかりだった。僕らも同じように感じて、どうにかしてその壁を壊そうとあがいた。2枚のアルバム(『East of the sun, west of the moon』 と『Memorial Beach』)で試みたんだ。最終的に、僕らがブレークをとって別々の方向に行くことにしたのは、そういうことからだったんだ。
アナウンサー :メインの作曲家であるポールは、メンバーのa-haへの取り組み方が変わったと語りました。
ポール :多少余裕をもって取り組めるようになったから変わったよ。自分の仕事をするのに全てa-haを通さなくてもよくなった。これである意味、アルバムを作るときに、常に正しいものを作ろうと、以前のようなパニックに陥らなくても済みそうだよ。今では、たくさんレコーディングして、気に入ったものを選んで、アルバムに入れるだけで良いんだ。そしてブレークをとったことで、新鮮な空気が入った。
アナウンサー :『Summer moved on』 は新曲ですが、親しみがあります。聴くとすぐに「ああ、これはa-haだ!」と気づきます。ポールが『Summer moved on』を書きました。
ポール :自然と当時のバンドの状況を書くことになった。当時、僕らにはこれがa-haのさよならシングルになるのか新しいスタートになるのかわからなかった。そういうわけでこういう曲が出来あがったんだ。自分の人生の中で、確かな好機をつかんだかもしれない。そしてそのチャンスを大切にしていこうという意味も含まれているんだ。どこにでもチャンスが転がっているなどと自分をだましてはいけないよね。チャンスをつかんだらそれをとことん利用しないとね。
アナウンサー :ニュー・アルバムでは、80年代のヒット曲の焼きなおしというわけではないのに、おなじみのa-haサウンドを聴かせてくれます。a-haのサウンドに聴こえることについてはまったく問題はない、とモートンは語りました。
モートン :僕らはそれでいいと思っているよ。3人で一緒にやると、製作段階で曲作りやアレンジなどを一緒にやっていく。ボーカルもそうだね。そしてa-haになるんだ。どんな楽器を使おうと関係なくね。
アナウンサー :モートン、ポール、マグネは、ブレークの間ソロ活動だけしていたわけではありませんでした。マグネはブレークに入る1年前に結婚しました。a-haの活動を停止していた期間は、家族との生活を優先させるという理由もあったのかきいてみました。
マグネ :そうだと思う。小さい子供を持つと、時間がどんどん過ぎ去って行くことを思い知らされるよ。子供が成長するにつれて気づくのだけど(子供の成長を見られる時間は)ほんのわずかな時間なんだ。僕にとっては家族と一緒に過ごすというのはとても大切なことだった。僕らはロンドンに拠点をおいていたけど、特定の場所に住みついたことはなかった。あちこち移動していたからね。だから家を持てるのはとても良かったよ。それが90年代に実現したんだ。僕らは一つの場所に家を持つことになって引っ越した。
アナウンサー :マグネは、奥さんのハイディと学校で知り合いました。しかし、最初は一緒になれるかわからなかったのです。
マグネ :15歳の時にハイディと知り合ったんだ。すぐに彼女のことを好きになったんだけど、付き合うのを承知してもらうまで3年もかかったんだ。彼女を催眠術にかけたんだよ。僕は催眠術に関するあらゆるクラスを取ったからね。そんなわけで彼女とは18歳の時から一緒だよ。
アナウンサー :7年間のブレークの間、3人とも家族と一緒に過ごすことに夢中になりました。しかし、結婚生活は常にうまくいくとは限らないもので、モートンは2年前に離婚を経験しました。しかし今でも、日曜日はモートンにとって家族と過ごす日なのです。
モートン :日曜日には子供たちとできるだけ過ごすようにしている。それが一緒に過ごせる主な時間で、一緒に朝食を摂るんだ。一緒に過ごすと良い1日のスタートが切れるよ。
アナウンサー :ポールは奥さんのローレンと一緒にニューヨークで暮らしています。2人の間にはオーギーという6ヶ月になる男の子がいますが、今のところ、日曜日にくつろいで朝食を取る時間はないようです。
ポール :オーギーは3時、4時、5時、6時と起きるんだよ。(どうせ1時間毎に起きるから)ずっと起きていたほうが良いね(笑)
アナウンサー :そんなわけでのんびりした生活ではないようです。ポールとローレンは子育てを分担しています。ローレンは主に昼間、面倒をみて、ポールは夜、面倒を見ます。そしてもうすでにポールは子育ての秘訣を知っているようです。
ポール :息子が朝の5時か6時に起きた時は、TVをつけて音を消して映像だけ見せる。そうすると20分くらい静かになるんだよ。ほんのしばらく正気をとりもどすことができるよ。だけどだんだん慣れてきたよ。慣れてくると睡眠がこんなに少なくても平気なんて、驚きだね(笑)
(転載許可確認済)
ポール :多少余裕をもって取り組めるようになったから変わったよ。自分の仕事をするのに全てa-haを通さなくてもよくなった。これである意味、アルバムを作るときに、常に正しいものを作ろうと、以前のようなパニックに陥らなくても済みそうだよ。今では、たくさんレコーディングして、気に入ったものを選んで、アルバムに入れるだけで良いんだ。そしてブレークをとったことで、新鮮な空気が入った。
アナウンサー :『Summer moved on』 は新曲ですが、親しみがあります。聴くとすぐに「ああ、これはa-haだ!」と気づきます。ポールが『Summer moved on』を書きました。
ポール :自然と当時のバンドの状況を書くことになった。当時、僕らにはこれがa-haのさよならシングルになるのか新しいスタートになるのかわからなかった。そういうわけでこういう曲が出来あがったんだ。自分の人生の中で、確かな好機をつかんだかもしれない。そしてそのチャンスを大切にしていこうという意味も含まれているんだ。どこにでもチャンスが転がっているなどと自分をだましてはいけないよね。チャンスをつかんだらそれをとことん利用しないとね。
アナウンサー :ニュー・アルバムでは、80年代のヒット曲の焼きなおしというわけではないのに、おなじみのa-haサウンドを聴かせてくれます。a-haのサウンドに聴こえることについてはまったく問題はない、とモートンは語りました。
モートン :僕らはそれでいいと思っているよ。3人で一緒にやると、製作段階で曲作りやアレンジなどを一緒にやっていく。ボーカルもそうだね。そしてa-haになるんだ。どんな楽器を使おうと関係なくね。
アナウンサー :モートン、ポール、マグネは、ブレークの間ソロ活動だけしていたわけではありませんでした。マグネはブレークに入る1年前に結婚しました。a-haの活動を停止していた期間は、家族との生活を優先させるという理由もあったのかきいてみました。
マグネ :そうだと思う。小さい子供を持つと、時間がどんどん過ぎ去って行くことを思い知らされるよ。子供が成長するにつれて気づくのだけど(子供の成長を見られる時間は)ほんのわずかな時間なんだ。僕にとっては家族と一緒に過ごすというのはとても大切なことだった。僕らはロンドンに拠点をおいていたけど、特定の場所に住みついたことはなかった。あちこち移動していたからね。だから家を持てるのはとても良かったよ。それが90年代に実現したんだ。僕らは一つの場所に家を持つことになって引っ越した。
アナウンサー :マグネは、奥さんのハイディと学校で知り合いました。しかし、最初は一緒になれるかわからなかったのです。
マグネ :15歳の時にハイディと知り合ったんだ。すぐに彼女のことを好きになったんだけど、付き合うのを承知してもらうまで3年もかかったんだ。彼女を催眠術にかけたんだよ。僕は催眠術に関するあらゆるクラスを取ったからね。そんなわけで彼女とは18歳の時から一緒だよ。
アナウンサー :7年間のブレークの間、3人とも家族と一緒に過ごすことに夢中になりました。しかし、結婚生活は常にうまくいくとは限らないもので、モートンは2年前に離婚を経験しました。しかし今でも、日曜日はモートンにとって家族と過ごす日なのです。
モートン :日曜日には子供たちとできるだけ過ごすようにしている。それが一緒に過ごせる主な時間で、一緒に朝食を摂るんだ。一緒に過ごすと良い1日のスタートが切れるよ。
アナウンサー :ポールは奥さんのローレンと一緒にニューヨークで暮らしています。2人の間にはオーギーという6ヶ月になる男の子がいますが、今のところ、日曜日にくつろいで朝食を取る時間はないようです。
ポール :オーギーは3時、4時、5時、6時と起きるんだよ。(どうせ1時間毎に起きるから)ずっと起きていたほうが良いね(笑)
アナウンサー :そんなわけでのんびりした生活ではないようです。ポールとローレンは子育てを分担しています。ローレンは主に昼間、面倒をみて、ポールは夜、面倒を見ます。そしてもうすでにポールは子育ての秘訣を知っているようです。
ポール :息子が朝の5時か6時に起きた時は、TVをつけて音を消して映像だけ見せる。そうすると20分くらい静かになるんだよ。ほんのしばらく正気をとりもどすことができるよ。だけどだんだん慣れてきたよ。慣れてくると睡眠がこんなに少なくても平気なんて、驚きだね(笑)
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2000-05-10
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ドイツ-雑誌(Mucke und Mehr [music and more])- 16/04/00
英訳:Meike Beier 訳:Mayumi
ブロンディー、ユーリズミックスが戻ってきた。そしてティアーズ・フォー・フィアーズも再結成を計画中という。80年代の有名バンドがぞくぞくとカムバックしている。80年代にはどのパーティーでも彼らの曲をかかすことはできなかった。そして、a-haとして有名な、モートン・ハルケット、マグネ・フルホルメン、ポール・ワークター・サヴォイの3人もカムバック組の一員として復活した。
ノルウェー出身の3人組みは、1985年にファースト・シングル『Take On Me』で素晴らしいビデオとともにまたたくまにチャートのトップにのぼりつめた。そしてアメリカのヒットチャートすら制覇した。それに続いて発表されたアルバム『Hunting High And Low』から更に2枚のヒットシングルを輩出し、ドイツではゴールド、アメリカではプラチナレコードに輝いた。
1年後、『Scoundrel Days』がリリースされた。前作に劣らない素晴らしいアルバムである。『I've been losing you』はシングルチャートの上位を飾った。1987年に、ノルウェーの3人組みは、映画007シリーズの『リビング・デイライツ』の主題歌を担当するという名誉に浴した。これも成功した。そして3枚目のアルバム『Stay On These Roads』をリリースすると、3人の周辺はだんだん静かになり、音楽はシンセ・ポップからアコースティック楽器を使ったものへ変化していった。
4枚目のアルバム『East of the sun, west of the moon』では、アコースティック・サウンドへの移行が顕著になり、『Crying in the rain』はトップ10に入り、未だ音楽ファンがa-haに関心をよせていることを証明した。続いて1991年にベストアルバムの『Headlines and deadlines』がリリースされた。2年間のブレークの後、1993年にリリースされた『Memorial Beach』では、これまでの成功を維持することはかなわず、a-haはこのアルバムを最後に活動を停止してしまった。フロントマンのモートン・ハルケット(1995年に最初のソロアルバム『Wild Seed』を発表)、ポール(妻と一緒にSavoyを結成、1995年にアルバム『Mary is coming』を発表)、マグネ(絵画の製作に従事し、北京やパリで国際的に認められる)の3人は別々の道を歩むことになった。
そして2000年にa-haは再び戻ってきてくれた。これまで仲たがいして活動を停止したと語ったことはなく、活動を一時停止していただけだという。しかし、本気で再び3人からニューソングが届けられると信じていた人はいるだろうか?ニューアルバムのタイトルは『Minor earth, major sky』だ。少々単調な後半の3曲(『I wish I cared』『Barely hanging on』 『Company man』)以外は、本当に素晴らしい音楽で驚かせてくれた。以前発表されたアルバムよりも上出来といってよいアルバムである。特に『You' ll never get over me』 『Little black heart』『The sun never shone that day』そして素晴らしいシングル曲の『Summer moved on』はとても覚えやすい曲で、古いファンもきっと夢中になるだろう。まちがいなくカムバックは成功した。
しかし、3人が再び一緒にアルバムをレコーディングすることになったきっかけは何だったのだろうか?きっかけの一つは1998年にノーベル平和賞記念コンサートにa-haが招待されて、久しぶりに一緒にステージに立ったことだろう。バンドのメンバーにニューアルバムについて、そしてポップビジネスを長い間休んでいた時のこと、活動停止する以前について話をきいてみた。
Q :一緒に音楽活動をしていない間、お互いに連絡を取り合っていました?
モートン :あまり連絡は取り合っていなかった。僕らは15年間一緒にやってきて、その後は自分たちのプロジェクトに集中する時間が必要だったんだ。
Q :それでは何年も連絡を取らなかったのですか?
モートン :何を言いたいんだい?
マグネ :わざと連絡をしなかったわけではないよ。それに連絡がつかなくなっていたというわけでもない。
Q :そしてノーベル平和賞のセレモニーで、再結成したのですよね?
モートン :そうだね。だけどそれ以前もお互いを避けていたというわけではないんだ。マスコミは、僕らが長いこと連絡を取り合っていなかったと言うと、すぐにそういう風にでっちあげるんだよね。ネガティブな要素を入れようとする。僕らは自然に離れていただけなんだ。
Q :ノーベル平和賞のセレモニーで一緒にプレイしたことで、今回の再結成へ向けて大きな1歩を踏み出した、というわけですか?
ポール :まったくその通りだよ。また一緒にステージができて楽しかった。
マグネ :7000人か8000人を前に、大きな会場でプレイできてすごく良かった。以前は毎日のようにやっていたし、毎年そんな生活を繰り返していた。けれど、今はまったく新鮮に感じられるよ。
Q :どんな曲をプレイしました?
ポール :セレモニー出演のためにリハーサルした『Summer moved on』と『The sun always shines on TV』だよ。
Q :土曜日に『Wetten dass?』に出演予定ですね。わたしはヒットチャートの上位に入ると予想していますが、どう思います?
モートン :本当にそう思う?
Q :思いますよ。『Summer moved on』は素晴らしい曲です。
モートン :ありがとう。
Q :アルバムも好きですよ。ツアーの予定はありますか?
モートン :今はまだ計画できないんだ。世間で僕らのカムバックがどんな風に受けとめられるのか様子を見ている状態だからね。もちろんツアーはしたいよ。だけど、まだ計画するには早すぎる。
Q :本当に成功できるか疑問を感じているのですか?
モートン :推測だけではだめなんだよ。僕らは出来る限り良いアルバムを作ったつもりだし、成功に値すると思う。だけど、どうなるかわからないよ。
ポール :ファースト・トラックを終えたときに、初めてアルバムを作ろうと決めたんだ。アルバムを作ることが確実になってから1箇所に集まったわけじゃない。まずアルバムが本当にできるのか見極めたかったんだ。
モートン :レコーディングが始まった頃、みんな、どんなアルバムが出来あがるのかよくわからなかった。ただ集まってレコーディングを始めたんだ。今回のアルバムで、僕らの新しい一章が完結した。素晴らしいことだね。不思議なことに、時々a-haの活動を停止していたのはそんなに長い期間ではないような気がするんだ。ノーベル平和賞のステージでも同じことを感じた。一方、長いブレーク中にメンバーそれぞれが素晴らしいことや力になることを数多く体験している。本当にオーディエンスは僕らの音楽を聴きに来てくれるのか、今度の再結成がどうなるのかこれから面白くなっていくだろうね。
マグネ :アルバムができあがって、今の僕らに出来る限りのアルバムをリリースすることができるのはすごく嬉しい。だけど、次の作品ではもっと良いものを作れると思うんだ。僕らが製作したレコードはそれぞれ製作当時の僕らを映し出す鏡のようなものだよ。
モートン :アルバムを製作することは素晴らしいことだね。だけど、バンドにいて一番幸せを感じるのは、ステージに立って大勢の前でプレイする時だよ。だから当然僕らにはオーディエンスが必要なんだ。
マグネ :長い間自分たちのプロジェクトに集中していたのに、再び一緒に仕事をすることになったら、うまくいくだろうかと怖れたり、疑問も当然湧いてくる。だけど、一緒にやっていてすごく活気があったし、その結果アルバムは生き生きとしたものにしあがった。だからカムバックしたことは意味があったと思う。a-haの歴史の中で、ちっぽけな存在に終わらない素晴らしいアルバムを作りたいという野心がますます沸いてきたよ。これでツアーをすれば僕らのカムバックは確かに完璧だね。
Q :古くからのファンも両腕を広げてカムバックを歓迎するだろうし、アルバムを高く評価するファンは大勢いると思います。あなた方は仲たがいして別れたとは決して言いませんでしたね。まず自分のプロジェクトを優先してそれからニューアルバムをレコーディングするかもしれないと言い続けてきました。だから、カムバックはものすごく驚くようなことではないのかもしれません。今でもa-haのサウンドを保ちつづけていますよね。ダンスレコードでカムバックしたのだったら、カムバックに疑問を感じたと思います。
モートン :その通りだね。だけど、いつでもカムバックにはネガティブな要素もつきものなんだ。いつも実験的に新しいことにチャレンジして行きたい。ブレークの間にいろんなことからインスピレーションを受けてきたからね。僕らは7年間バカンスを楽しんでいたわけじゃないんだ。その間それぞれ違うプロジェクトに取り組んできた。ニューアルバムがa-haらしいというのは誉め言葉と受け取るよ。それともアルバムは古臭いという意味にもなるかな。
Q :いいえ、もちろん良い意味で言ったのです。ニューアルバムは『Hunting high and low』のサウンドに似ているわけではありませんが、曲の構成、メロディー、雰囲気ははっきりa-haだといえます。今回、モートンのボーカルは違う感じにレコーディングされているようですね。前よりピッチを高くしていませんか?ボーカルが以前と違うように聞こえるような気がするのですが。以前は高音部をもっと力強く歌っていたように思います。
モートン :それはプロダクションのやり方だよ。よくわからなけど、次のアルバムでは前と同じに聞こえるかもしれないし、まったく変わるかもしれないね。
マグネ :次のアルバムをレコーディングするとき、僕らがどんな薬を飲まさせるかによって変わるんじゃないかな。ボーカルはもっと音が高くなるかもね(笑)。どうなるかは曲によるよ。ボーカルをミキシングする時、その曲に一番合うやり方を見つけるためにいろいろテストしてみるんだよ。
モートン :最近はいろんなことを試せるし、どんな方向にも展開できるよ。スタジオの機器は昔とずいぶん変わったからね。
ポール :モートンは、歌詞や曲を書くことに携わるようになったから歌い方が変わったんじゃないかな。自分が作曲に関わると、もっと追求するようになるからね。ボーカルをどんなサウンドにするということではないよ。ボーカルは、曲のフィーリングを伝えたり、雰囲気を表現するものだからね。今では全員曲を書くようになった。だからモートンの歌声が昔のa-haの曲と違って聞こえるのだと思う。全員そのことには満足しているよ。
モートン :バンドで歌うより、ソロで歌うほうがずっと楽だよ。まったく別物なんだ。
Q :歌詞の面で、アルバムの中で一番大切な曲はどれでしょう?
マグネ :3通りの答えが返ってくると思うよ。今ではみんな曲を書くからさ。
モートン :いつも変わるんだ。特にお気に入りというのはないよ。僕は、アルバム全体をひとつの調和として感じるほうがいいな。
Q :活動停止する以前のアルバムを振り返って、一番好きなのはどのアルバムですか?わたしにとっては『Scoundrel Days』です。退屈だったりできが悪い曲は1曲もないからです。全曲とてもいいですね。
モートン :どの曲も最高の出来だよ。
マグネ :『Scoundrel Days』は特別なアルバムだと思う。ファーストアルバムの時は、ついにレコード会社と契約できたので興奮状態だった。プロダクションはすごくシンプルだったし、一番売れそうな曲ばかり選んで収録した。他にもたくさん曲を書いたし、僕らには大切なものだったけれど使われることはなかったんだ。『Scoundrel Days』の時は違った。a-haの違う面を表現したかったし、すごく活気があった。僕もこのアルバムには良い曲が沢山入っていると思う。プロダクションの面から見ると、もっと違うやり方でできたのにと思うけれど、それはいつも感じることだからね。僕にとってもお気に入りのアルバムのひとつだよ。
Q :今まででこれが最高だといえるコンサートはありますか?もしかするとリオ・デ・ジャネイロで行われたコンサートでしょうか?
モートン :あれが一番大きなコンサートだったね。フェスティバルに参加したんだけど、あの夜は僕らが主役だったんだ。
マグネ :毎晩、1組だけビッグなバンドが長時間プレイしたんだ。。その夜は僕らの番だった。南アメリカでは大掛かりなギグをたくさんやったよ。
Q :以前、a-haは素晴らしい大掛かりなビデオを製作することで知られていましたが、今回の『Summer Moved On』ではどうでしたか?
ポール :このビデオは違うよ。この曲は太陽の力について歌っている。だからビデオ・クリップはスペインのビーチで撮影したんだ。とても情緒があった。
マグネ :この曲は、世界は暗闇に包まれていて、太陽は1日のほんのわずかな時間しかでてこない、そしてみんな太陽がでてくるのを待ち焦がれているということについて歌っているんだ。このビデオは曲にとても合っているよ。僕らのカムバックビデオは、大掛かりなものにしたくなかったんだ。僕らの歴史を振り返って見ても、間違った方向に行きかねないからね。僕らの焦点は音楽だ。ビデオじゃない。以前の僕らにはビデオクリップはもっと重要だったけれどね。
Q :他のレコード会社と契約することを考えたことはありますか、それともWEAと再度契約することは決まっていたのですか?
マグネ :WEAは契約期間が過ぎるのを承認してくれたんだ。だからWEAと再び契約することは異存無かった。前と同じ人たちと仕事ができるし、いいことだよ。実際一緒に仕事をするのは会社とではなく、人間とするわけだからね。
Q :次のシングルはどの曲になるのでしょう?
モートン :何か提案ある?
Q :ありますよ。『Little black heart』 はとても良いですね。それから『You'll never
get over me』 でもいいかもしれません。最初の6曲はどれも良いです。わたしはa-haファンだったんですよ。だから思い入れがあります。
モートン :昔のファンがたくさん音楽業界で働いているのは、すごくラッキーなことかもね(笑)
Q :ブレーク中に何をしていたかきかせてください。マグネ、あなたは絵を描いて展覧会を開いているという記事を読んだ事があります。モートンとポールはそれぞれアルバムを製作していますね。モートンはソロ・アーティストとして、ポールはSavoyというバンドを組んで活動していますね。他のメンバーから、反応はありますか?
モートン :どんな反応が返ってきているかという意味?
Q :他のメンバーからあなたのレコードについて意見を聞いたことはありますか?
モートン :無いよ。意見を求めたことは無いし、僕らは普通そういうことはしないんだ。お互いをそっとしておくのさ。
マグネ :別に他のメンバーがやっていることにまったく興味がないというわけじゃないんだよ。僕はいつも他の2人がやっていることに注目している。
モートン :そうだね。マグネは僕のコンサートに来たことあるからね。
マグネ :そうだよ。モートンはそのお返しに僕の展覧会に来たよね。
モートン :北ノルウェーでギグをやったときに、マグネの展覧会に行ったんだよ。
マグネ :それで、僕はそのギグに行ったんだっけ。物物交換みたいだなぁ。お互いに
いくらお金を遣ったんだっけ?(笑)
Q :以前、映画『007リビングデイライツ』の主題歌を担当したことがありましたね。最新作の主題歌についてどう思いますか?
ポール :くだらなくなったよ。ジョン・バリーがサントラに関わらなくなってから、ますますひどくなったね。
モートン :だけど、いまだにすごいことだよね。
Q :主題歌の担当を依頼されることは、金銭的にすごいということですか、それとも名誉あるという意味ですか?
マグネ :僕らがやったときは、大変伝統的なことに参加できるのがすごく嬉しかった。(今回の主題歌を担当している)Garbageが同じように感じているかはわからないけどね。Garbageみたいなバンドが主題歌の担当に選ばれたのは驚きだったよ。彼らも僕らと同じ理由で、参加することにしたんじゃないかな。もっと人気を高めたいという理由でね。でも僕らはその点でしくじってしまったんだけどさ。
ポール :まったくだよ。僕らは、アメリカで『リビングデイライツ』のプレミアに出席しなかったんだ。それで彼らは僕らの曲をサントラからはずしてしまった。
モートン :そう、あれは大喧嘩だったよ。
ポール :僕らは、まずいことになるとわかっていて出席しなかったんだ。プレミアに出席するためには、日本のコンサートをキャンセルしなければならなかったからね。キャンセルすることは避けたかった。
モートン :あの007映画の連中は自分たちが一番偉いと思い込んでいるんだよ。僕らには日本でソールドアウトのツアーが控えているのに、「コンサートをキャンセルしろ」って言うんだからさ。彼らは、僕らをプレミアに出席させようとした。でも僕らは「出席できない」と断ったんだ。
マグネ :僕らは日本のファンの期待に応えることにしたんだ。
モートン :大勢の人がすでにチケットを買って僕らのライブを見たがっているのに、簡単にキャンセルするわけにはいかないよ。
ポール :だけど、レイキャビク(アイスランドの首都)でのプレミアには行ったんだよ(笑)あそこでは「こんにちは、僕らも出席します」「あんた達誰?」っていう感じだったけどさ。アイスランド人はブロッコリーを発明したんだよね。だから、007に関わることになったんだよ。
マグネ :ブロッコリーという言葉は彼らが作ったんだよね?
モートン :いや、名前は違うだろ。野菜を発明しただけだよ。
マグネ :アルバート・ブロッコリーっていうおじいちゃんが発明したって聞いたよ。本当かどうか確かめなかったけどさ。
モートン :それは違うけど、本当らしく聞こえるね。ブロッコリーはカリフラワーとセルリアック(=根用セロリ、カブ状の肥大根)をかけあわせたものだよ。
マグネ :セルリアックじゃなくて、アスパラガスだろ。
モートン :いったいどんなものができるのかいろいろ実験してみたんだよ。(全員笑う)
Q :もしアルバムがあまり売れなかったら…
モートン :おいおい…(木のテーブルを3回たたく)
Q :いや、成功するのは確かだと思いますよ。成功しなかったと仮定した場合、それでもバンドの活動は続けて行きますか?
マグネ :わからないなあ。
モートン :そういうことは推測しないんだ。
ポール :少なくともマスコミにとっては、僕らはいつだって負け犬だからね。とりあえず様子をみるよ。
Q :マグネ、絵を描く以外に音楽の製作もしていましたか?それとも音楽活動はずっと休んでいたのですか?
マグネ :常に音楽活動もしていたよ。ブレークの間、ノルウェーの映画プロジェクトで、サントラを製作した。個人的な意見として映画音楽は素晴らしいと思う。サントラをリリースして、200枚くらい売れたよ(笑)いまでは、コレクターズアイテムになっているだろうね。僕が全部買い占めちゃったからさ。だけど、今回一緒にアルバムを作ってから、いつか自分だけでまったく違うものを作りたいという欲求が強くなった。なんでそう思ったのかわからないんだけどね。
Q :ポールはSavoyとしてアルバムをリリースしていますよね?
ポール :うん。他のバンドのプロデュースもしたよ。そしてものすごくたくさん曲を書いた。
Q :モートン、2枚目のソロアルバムをリリースする予定はあったのですか?
モートン :うん、今でもその計画はあるよ。いっぱい曲を書き溜めたからね。もしかしたらそのうちの何曲かa-haのアルバムに収録されるかもしれないね。どうなるかな。
Q :マグネ、あなたの絵をCDのブックレットに載せたいと考えたことはあります?
マグネ :a-haはなんでも話し合える場なんだけど、a-haを利用して自分の絵を広めたいと思ったことは無いよ。CDのブックレットをデザインするのも面白いね。僕の絵が曲の雰囲気にぴったりだったらありえるかもしれない。わかんないよ。考えたことも無いし、他の2人からも言われたことがない。そうなるときが来たらそうなるんじゃないかな。
Q :あなたの絵はどんなスタイルですか?
マグネ :言葉で表すとしたら、表現主義だと思う。抽象画だよ。
Q :シングルが正式に発売される大分前からTVやラジオで『Summer Moved On』 が流れていましたが、それは、あなた方が決めたのですか、それともレーベルが決めたのでしょうか?
モートン :レーベルが決めたことさ。僕らは自分たちの仕事はしたけど、それはセールスに関する決定だからね。レーベルがそうしようと決めたんだ。
マグネ :どの曲をシングルにするかどうかも、レーベルに決めてもらっているんだ。僕らはアルバムでやるべきことは全てやったから、どの曲にも満足している。だからそういうことは製作現場に常に携わっていない人に決めてもらうほうがいいんだよ。レーベルの方が世間のことを良く知っているしね。もちろんファースト・シングルはとても重要だよ。特にこれだけ長いブレークの後だから、今の僕らをすごく表現する曲になる。そういう意味でも『Summer Moved On』 はとても良い選択だったよ。
Q :アルバムの曲はまったく新しい曲ばかりですか、それとも昔書いた曲も含まれているのでしょうか?
ポール :ほとんどの曲は新しく書き下ろしたものだよ。だけど、自然と僕ら個人のプロジェクトから発展した曲が多いね。それに昔書いたものあるからね。昔の曲を全部聴いて、修正してレコーディングしなおす価値がある曲はあるか確認してみた。今回書き下ろした曲でアルバムに入れなかったものもたくさんあるんだ。
Q :そういった曲は引き出しの奥にしまわれてしまうのですか、それともシングルCDのボーナストラックとして収録されるのでしょうか?
ポール :それは考えてみるよ。何曲かシングルCDに収録されるかもしれないね。
Q :『Summer Moved On』 のリミックスバージョンはありますか?
ポール :1曲あるよ。それからradio edit版と、アルバムに入っている『Barely hanging on』 だよ。
Q :そのリミックスはどんなスタイルですか?
ポール :リラックスした感じだよ。
Q :ダンスミックスは無いのですね。それは良かった。次のアルバムはもっと踊れるアルバムになると想像できます?
マグネ :想像できないよ。今はみんながダンスレコードを作っているだろ。僕らはやりたくないし、多分a-haらしくなくなってしまうよ。
Q :アルバムが成功したら、いつからツアーに出たいですか?それとも今年はどこかのフェスティバルに参加したいですか?
マグネ :ツアーは秋か冬にスタートすると思う。そうなったらいいね。
モートン :フェスティバルでプレイするかもしれない。だけど、僕らが出演を承諾できる前に出演者のリストが決まってしまうかもしれないね。
Q :インタビューに答えてくれてありがとうございました!
(転載許可確認済)
4枚目のアルバム『East of the sun, west of the moon』では、アコースティック・サウンドへの移行が顕著になり、『Crying in the rain』はトップ10に入り、未だ音楽ファンがa-haに関心をよせていることを証明した。続いて1991年にベストアルバムの『Headlines and deadlines』がリリースされた。2年間のブレークの後、1993年にリリースされた『Memorial Beach』では、これまでの成功を維持することはかなわず、a-haはこのアルバムを最後に活動を停止してしまった。フロントマンのモートン・ハルケット(1995年に最初のソロアルバム『Wild Seed』を発表)、ポール(妻と一緒にSavoyを結成、1995年にアルバム『Mary is coming』を発表)、マグネ(絵画の製作に従事し、北京やパリで国際的に認められる)の3人は別々の道を歩むことになった。
そして2000年にa-haは再び戻ってきてくれた。これまで仲たがいして活動を停止したと語ったことはなく、活動を一時停止していただけだという。しかし、本気で再び3人からニューソングが届けられると信じていた人はいるだろうか?ニューアルバムのタイトルは『Minor earth, major sky』だ。少々単調な後半の3曲(『I wish I cared』『Barely hanging on』 『Company man』)以外は、本当に素晴らしい音楽で驚かせてくれた。以前発表されたアルバムよりも上出来といってよいアルバムである。特に『You' ll never get over me』 『Little black heart』『The sun never shone that day』そして素晴らしいシングル曲の『Summer moved on』はとても覚えやすい曲で、古いファンもきっと夢中になるだろう。まちがいなくカムバックは成功した。
しかし、3人が再び一緒にアルバムをレコーディングすることになったきっかけは何だったのだろうか?きっかけの一つは1998年にノーベル平和賞記念コンサートにa-haが招待されて、久しぶりに一緒にステージに立ったことだろう。バンドのメンバーにニューアルバムについて、そしてポップビジネスを長い間休んでいた時のこと、活動停止する以前について話をきいてみた。
Q :一緒に音楽活動をしていない間、お互いに連絡を取り合っていました?
モートン :あまり連絡は取り合っていなかった。僕らは15年間一緒にやってきて、その後は自分たちのプロジェクトに集中する時間が必要だったんだ。
Q :それでは何年も連絡を取らなかったのですか?
モートン :何を言いたいんだい?
マグネ :わざと連絡をしなかったわけではないよ。それに連絡がつかなくなっていたというわけでもない。
Q :そしてノーベル平和賞のセレモニーで、再結成したのですよね?
モートン :そうだね。だけどそれ以前もお互いを避けていたというわけではないんだ。マスコミは、僕らが長いこと連絡を取り合っていなかったと言うと、すぐにそういう風にでっちあげるんだよね。ネガティブな要素を入れようとする。僕らは自然に離れていただけなんだ。
Q :ノーベル平和賞のセレモニーで一緒にプレイしたことで、今回の再結成へ向けて大きな1歩を踏み出した、というわけですか?
ポール :まったくその通りだよ。また一緒にステージができて楽しかった。
マグネ :7000人か8000人を前に、大きな会場でプレイできてすごく良かった。以前は毎日のようにやっていたし、毎年そんな生活を繰り返していた。けれど、今はまったく新鮮に感じられるよ。
Q :どんな曲をプレイしました?
ポール :セレモニー出演のためにリハーサルした『Summer moved on』と『The sun always shines on TV』だよ。
Q :土曜日に『Wetten dass?』に出演予定ですね。わたしはヒットチャートの上位に入ると予想していますが、どう思います?
モートン :本当にそう思う?
Q :思いますよ。『Summer moved on』は素晴らしい曲です。
モートン :ありがとう。
Q :アルバムも好きですよ。ツアーの予定はありますか?
モートン :今はまだ計画できないんだ。世間で僕らのカムバックがどんな風に受けとめられるのか様子を見ている状態だからね。もちろんツアーはしたいよ。だけど、まだ計画するには早すぎる。
Q :本当に成功できるか疑問を感じているのですか?
モートン :推測だけではだめなんだよ。僕らは出来る限り良いアルバムを作ったつもりだし、成功に値すると思う。だけど、どうなるかわからないよ。
ポール :ファースト・トラックを終えたときに、初めてアルバムを作ろうと決めたんだ。アルバムを作ることが確実になってから1箇所に集まったわけじゃない。まずアルバムが本当にできるのか見極めたかったんだ。
モートン :レコーディングが始まった頃、みんな、どんなアルバムが出来あがるのかよくわからなかった。ただ集まってレコーディングを始めたんだ。今回のアルバムで、僕らの新しい一章が完結した。素晴らしいことだね。不思議なことに、時々a-haの活動を停止していたのはそんなに長い期間ではないような気がするんだ。ノーベル平和賞のステージでも同じことを感じた。一方、長いブレーク中にメンバーそれぞれが素晴らしいことや力になることを数多く体験している。本当にオーディエンスは僕らの音楽を聴きに来てくれるのか、今度の再結成がどうなるのかこれから面白くなっていくだろうね。
マグネ :アルバムができあがって、今の僕らに出来る限りのアルバムをリリースすることができるのはすごく嬉しい。だけど、次の作品ではもっと良いものを作れると思うんだ。僕らが製作したレコードはそれぞれ製作当時の僕らを映し出す鏡のようなものだよ。
モートン :アルバムを製作することは素晴らしいことだね。だけど、バンドにいて一番幸せを感じるのは、ステージに立って大勢の前でプレイする時だよ。だから当然僕らにはオーディエンスが必要なんだ。
マグネ :長い間自分たちのプロジェクトに集中していたのに、再び一緒に仕事をすることになったら、うまくいくだろうかと怖れたり、疑問も当然湧いてくる。だけど、一緒にやっていてすごく活気があったし、その結果アルバムは生き生きとしたものにしあがった。だからカムバックしたことは意味があったと思う。a-haの歴史の中で、ちっぽけな存在に終わらない素晴らしいアルバムを作りたいという野心がますます沸いてきたよ。これでツアーをすれば僕らのカムバックは確かに完璧だね。
Q :古くからのファンも両腕を広げてカムバックを歓迎するだろうし、アルバムを高く評価するファンは大勢いると思います。あなた方は仲たがいして別れたとは決して言いませんでしたね。まず自分のプロジェクトを優先してそれからニューアルバムをレコーディングするかもしれないと言い続けてきました。だから、カムバックはものすごく驚くようなことではないのかもしれません。今でもa-haのサウンドを保ちつづけていますよね。ダンスレコードでカムバックしたのだったら、カムバックに疑問を感じたと思います。
モートン :その通りだね。だけど、いつでもカムバックにはネガティブな要素もつきものなんだ。いつも実験的に新しいことにチャレンジして行きたい。ブレークの間にいろんなことからインスピレーションを受けてきたからね。僕らは7年間バカンスを楽しんでいたわけじゃないんだ。その間それぞれ違うプロジェクトに取り組んできた。ニューアルバムがa-haらしいというのは誉め言葉と受け取るよ。それともアルバムは古臭いという意味にもなるかな。
Q :いいえ、もちろん良い意味で言ったのです。ニューアルバムは『Hunting high and low』のサウンドに似ているわけではありませんが、曲の構成、メロディー、雰囲気ははっきりa-haだといえます。今回、モートンのボーカルは違う感じにレコーディングされているようですね。前よりピッチを高くしていませんか?ボーカルが以前と違うように聞こえるような気がするのですが。以前は高音部をもっと力強く歌っていたように思います。
モートン :それはプロダクションのやり方だよ。よくわからなけど、次のアルバムでは前と同じに聞こえるかもしれないし、まったく変わるかもしれないね。
マグネ :次のアルバムをレコーディングするとき、僕らがどんな薬を飲まさせるかによって変わるんじゃないかな。ボーカルはもっと音が高くなるかもね(笑)。どうなるかは曲によるよ。ボーカルをミキシングする時、その曲に一番合うやり方を見つけるためにいろいろテストしてみるんだよ。
モートン :最近はいろんなことを試せるし、どんな方向にも展開できるよ。スタジオの機器は昔とずいぶん変わったからね。
ポール :モートンは、歌詞や曲を書くことに携わるようになったから歌い方が変わったんじゃないかな。自分が作曲に関わると、もっと追求するようになるからね。ボーカルをどんなサウンドにするということではないよ。ボーカルは、曲のフィーリングを伝えたり、雰囲気を表現するものだからね。今では全員曲を書くようになった。だからモートンの歌声が昔のa-haの曲と違って聞こえるのだと思う。全員そのことには満足しているよ。
モートン :バンドで歌うより、ソロで歌うほうがずっと楽だよ。まったく別物なんだ。
Q :歌詞の面で、アルバムの中で一番大切な曲はどれでしょう?
マグネ :3通りの答えが返ってくると思うよ。今ではみんな曲を書くからさ。
モートン :いつも変わるんだ。特にお気に入りというのはないよ。僕は、アルバム全体をひとつの調和として感じるほうがいいな。
Q :活動停止する以前のアルバムを振り返って、一番好きなのはどのアルバムですか?わたしにとっては『Scoundrel Days』です。退屈だったりできが悪い曲は1曲もないからです。全曲とてもいいですね。
モートン :どの曲も最高の出来だよ。
マグネ :『Scoundrel Days』は特別なアルバムだと思う。ファーストアルバムの時は、ついにレコード会社と契約できたので興奮状態だった。プロダクションはすごくシンプルだったし、一番売れそうな曲ばかり選んで収録した。他にもたくさん曲を書いたし、僕らには大切なものだったけれど使われることはなかったんだ。『Scoundrel Days』の時は違った。a-haの違う面を表現したかったし、すごく活気があった。僕もこのアルバムには良い曲が沢山入っていると思う。プロダクションの面から見ると、もっと違うやり方でできたのにと思うけれど、それはいつも感じることだからね。僕にとってもお気に入りのアルバムのひとつだよ。
Q :今まででこれが最高だといえるコンサートはありますか?もしかするとリオ・デ・ジャネイロで行われたコンサートでしょうか?
モートン :あれが一番大きなコンサートだったね。フェスティバルに参加したんだけど、あの夜は僕らが主役だったんだ。
マグネ :毎晩、1組だけビッグなバンドが長時間プレイしたんだ。。その夜は僕らの番だった。南アメリカでは大掛かりなギグをたくさんやったよ。
Q :以前、a-haは素晴らしい大掛かりなビデオを製作することで知られていましたが、今回の『Summer Moved On』ではどうでしたか?
ポール :このビデオは違うよ。この曲は太陽の力について歌っている。だからビデオ・クリップはスペインのビーチで撮影したんだ。とても情緒があった。
マグネ :この曲は、世界は暗闇に包まれていて、太陽は1日のほんのわずかな時間しかでてこない、そしてみんな太陽がでてくるのを待ち焦がれているということについて歌っているんだ。このビデオは曲にとても合っているよ。僕らのカムバックビデオは、大掛かりなものにしたくなかったんだ。僕らの歴史を振り返って見ても、間違った方向に行きかねないからね。僕らの焦点は音楽だ。ビデオじゃない。以前の僕らにはビデオクリップはもっと重要だったけれどね。
Q :他のレコード会社と契約することを考えたことはありますか、それともWEAと再度契約することは決まっていたのですか?
マグネ :WEAは契約期間が過ぎるのを承認してくれたんだ。だからWEAと再び契約することは異存無かった。前と同じ人たちと仕事ができるし、いいことだよ。実際一緒に仕事をするのは会社とではなく、人間とするわけだからね。
Q :次のシングルはどの曲になるのでしょう?
モートン :何か提案ある?
Q :ありますよ。『Little black heart』 はとても良いですね。それから『You'll never
get over me』 でもいいかもしれません。最初の6曲はどれも良いです。わたしはa-haファンだったんですよ。だから思い入れがあります。
モートン :昔のファンがたくさん音楽業界で働いているのは、すごくラッキーなことかもね(笑)
Q :ブレーク中に何をしていたかきかせてください。マグネ、あなたは絵を描いて展覧会を開いているという記事を読んだ事があります。モートンとポールはそれぞれアルバムを製作していますね。モートンはソロ・アーティストとして、ポールはSavoyというバンドを組んで活動していますね。他のメンバーから、反応はありますか?
モートン :どんな反応が返ってきているかという意味?
Q :他のメンバーからあなたのレコードについて意見を聞いたことはありますか?
モートン :無いよ。意見を求めたことは無いし、僕らは普通そういうことはしないんだ。お互いをそっとしておくのさ。
マグネ :別に他のメンバーがやっていることにまったく興味がないというわけじゃないんだよ。僕はいつも他の2人がやっていることに注目している。
モートン :そうだね。マグネは僕のコンサートに来たことあるからね。
マグネ :そうだよ。モートンはそのお返しに僕の展覧会に来たよね。
モートン :北ノルウェーでギグをやったときに、マグネの展覧会に行ったんだよ。
マグネ :それで、僕はそのギグに行ったんだっけ。物物交換みたいだなぁ。お互いに
いくらお金を遣ったんだっけ?(笑)
Q :以前、映画『007リビングデイライツ』の主題歌を担当したことがありましたね。最新作の主題歌についてどう思いますか?
ポール :くだらなくなったよ。ジョン・バリーがサントラに関わらなくなってから、ますますひどくなったね。
モートン :だけど、いまだにすごいことだよね。
Q :主題歌の担当を依頼されることは、金銭的にすごいということですか、それとも名誉あるという意味ですか?
マグネ :僕らがやったときは、大変伝統的なことに参加できるのがすごく嬉しかった。(今回の主題歌を担当している)Garbageが同じように感じているかはわからないけどね。Garbageみたいなバンドが主題歌の担当に選ばれたのは驚きだったよ。彼らも僕らと同じ理由で、参加することにしたんじゃないかな。もっと人気を高めたいという理由でね。でも僕らはその点でしくじってしまったんだけどさ。
ポール :まったくだよ。僕らは、アメリカで『リビングデイライツ』のプレミアに出席しなかったんだ。それで彼らは僕らの曲をサントラからはずしてしまった。
モートン :そう、あれは大喧嘩だったよ。
ポール :僕らは、まずいことになるとわかっていて出席しなかったんだ。プレミアに出席するためには、日本のコンサートをキャンセルしなければならなかったからね。キャンセルすることは避けたかった。
モートン :あの007映画の連中は自分たちが一番偉いと思い込んでいるんだよ。僕らには日本でソールドアウトのツアーが控えているのに、「コンサートをキャンセルしろ」って言うんだからさ。彼らは、僕らをプレミアに出席させようとした。でも僕らは「出席できない」と断ったんだ。
マグネ :僕らは日本のファンの期待に応えることにしたんだ。
モートン :大勢の人がすでにチケットを買って僕らのライブを見たがっているのに、簡単にキャンセルするわけにはいかないよ。
ポール :だけど、レイキャビク(アイスランドの首都)でのプレミアには行ったんだよ(笑)あそこでは「こんにちは、僕らも出席します」「あんた達誰?」っていう感じだったけどさ。アイスランド人はブロッコリーを発明したんだよね。だから、007に関わることになったんだよ。
マグネ :ブロッコリーという言葉は彼らが作ったんだよね?
モートン :いや、名前は違うだろ。野菜を発明しただけだよ。
マグネ :アルバート・ブロッコリーっていうおじいちゃんが発明したって聞いたよ。本当かどうか確かめなかったけどさ。
モートン :それは違うけど、本当らしく聞こえるね。ブロッコリーはカリフラワーとセルリアック(=根用セロリ、カブ状の肥大根)をかけあわせたものだよ。
マグネ :セルリアックじゃなくて、アスパラガスだろ。
モートン :いったいどんなものができるのかいろいろ実験してみたんだよ。(全員笑う)
Q :もしアルバムがあまり売れなかったら…
モートン :おいおい…(木のテーブルを3回たたく)
Q :いや、成功するのは確かだと思いますよ。成功しなかったと仮定した場合、それでもバンドの活動は続けて行きますか?
マグネ :わからないなあ。
モートン :そういうことは推測しないんだ。
ポール :少なくともマスコミにとっては、僕らはいつだって負け犬だからね。とりあえず様子をみるよ。
Q :マグネ、絵を描く以外に音楽の製作もしていましたか?それとも音楽活動はずっと休んでいたのですか?
マグネ :常に音楽活動もしていたよ。ブレークの間、ノルウェーの映画プロジェクトで、サントラを製作した。個人的な意見として映画音楽は素晴らしいと思う。サントラをリリースして、200枚くらい売れたよ(笑)いまでは、コレクターズアイテムになっているだろうね。僕が全部買い占めちゃったからさ。だけど、今回一緒にアルバムを作ってから、いつか自分だけでまったく違うものを作りたいという欲求が強くなった。なんでそう思ったのかわからないんだけどね。
Q :ポールはSavoyとしてアルバムをリリースしていますよね?
ポール :うん。他のバンドのプロデュースもしたよ。そしてものすごくたくさん曲を書いた。
Q :モートン、2枚目のソロアルバムをリリースする予定はあったのですか?
モートン :うん、今でもその計画はあるよ。いっぱい曲を書き溜めたからね。もしかしたらそのうちの何曲かa-haのアルバムに収録されるかもしれないね。どうなるかな。
Q :マグネ、あなたの絵をCDのブックレットに載せたいと考えたことはあります?
マグネ :a-haはなんでも話し合える場なんだけど、a-haを利用して自分の絵を広めたいと思ったことは無いよ。CDのブックレットをデザインするのも面白いね。僕の絵が曲の雰囲気にぴったりだったらありえるかもしれない。わかんないよ。考えたことも無いし、他の2人からも言われたことがない。そうなるときが来たらそうなるんじゃないかな。
Q :あなたの絵はどんなスタイルですか?
マグネ :言葉で表すとしたら、表現主義だと思う。抽象画だよ。
Q :シングルが正式に発売される大分前からTVやラジオで『Summer Moved On』 が流れていましたが、それは、あなた方が決めたのですか、それともレーベルが決めたのでしょうか?
モートン :レーベルが決めたことさ。僕らは自分たちの仕事はしたけど、それはセールスに関する決定だからね。レーベルがそうしようと決めたんだ。
マグネ :どの曲をシングルにするかどうかも、レーベルに決めてもらっているんだ。僕らはアルバムでやるべきことは全てやったから、どの曲にも満足している。だからそういうことは製作現場に常に携わっていない人に決めてもらうほうがいいんだよ。レーベルの方が世間のことを良く知っているしね。もちろんファースト・シングルはとても重要だよ。特にこれだけ長いブレークの後だから、今の僕らをすごく表現する曲になる。そういう意味でも『Summer Moved On』 はとても良い選択だったよ。
Q :アルバムの曲はまったく新しい曲ばかりですか、それとも昔書いた曲も含まれているのでしょうか?
ポール :ほとんどの曲は新しく書き下ろしたものだよ。だけど、自然と僕ら個人のプロジェクトから発展した曲が多いね。それに昔書いたものあるからね。昔の曲を全部聴いて、修正してレコーディングしなおす価値がある曲はあるか確認してみた。今回書き下ろした曲でアルバムに入れなかったものもたくさんあるんだ。
Q :そういった曲は引き出しの奥にしまわれてしまうのですか、それともシングルCDのボーナストラックとして収録されるのでしょうか?
ポール :それは考えてみるよ。何曲かシングルCDに収録されるかもしれないね。
Q :『Summer Moved On』 のリミックスバージョンはありますか?
ポール :1曲あるよ。それからradio edit版と、アルバムに入っている『Barely hanging on』 だよ。
Q :そのリミックスはどんなスタイルですか?
ポール :リラックスした感じだよ。
Q :ダンスミックスは無いのですね。それは良かった。次のアルバムはもっと踊れるアルバムになると想像できます?
マグネ :想像できないよ。今はみんながダンスレコードを作っているだろ。僕らはやりたくないし、多分a-haらしくなくなってしまうよ。
Q :アルバムが成功したら、いつからツアーに出たいですか?それとも今年はどこかのフェスティバルに参加したいですか?
マグネ :ツアーは秋か冬にスタートすると思う。そうなったらいいね。
モートン :フェスティバルでプレイするかもしれない。だけど、僕らが出演を承諾できる前に出演者のリストが決まってしまうかもしれないね。
Q :インタビューに答えてくれてありがとうございました!
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2000-05-10
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