ノルウェー-雑誌(ELLE)- 08/08
訳:Mayumi
注意散漫なソウル・メイト
トミーネ・ハルケット(15)は、モートン・ハルケットと元妻カミーラ・マルムキストとの間の一番下の子供です。ある時期は、現実と同じくらいの頻度でメディアの中の父と会いました。それでも、トミーネは、パフォーマーとして、父の歩んだ道を歩こうとしています。ステージ上では、二人とも集中しているのですが、普段は、自分の世界に浸っていることが多いようです。
ELLE:モートンはどんなお父さんですか?
トミーネ:そうね…
モートン:僕のことは気にしなくていいよ。ここで座って聞いているけどね。
トミーネ:大丈夫よ。考えさせて…。良いお父さんよ。とても忙しい人だけれど、いつもわたしたちのために時間を割こうとしてくれるの。祝日は家族のためにとっておいてくれるし。パパは一緒の時はいつも積極的だし、とても存在感があるの。それに、「とても」哲学的よ。いつもわたしに学んで欲しいことがあるみたい。たとえば、わたしは注意散漫だから、周りからすごくプレッシャーをかけられちゃうのよね。
モートン:そうだね、それはよく話さないといけないことだね。自分自身を見ているようだからね。
ELLE;共通点はたくさんありますか?
モートン:その点では、すごく似ているね、トミーネ。僕は学校では、いつもボーっとしていたんだ。いったん心がさまよいだしたら、いつもそうだったんだけど、なかなか現実に戻ることができなかった。それでスクールバスに置いて行かれてしまったこともある。トミーネはよく自分の世界に浸っているんだ。ただ、必要なときにはとてもしっかりしていると言っておかなければね。ステージの上に立つときは、プロ並にね。何が起こっているか物事の中心をきちんと把握して集中していると思う。
トミーネ:わたしたち二人とも頑固だし、はっきりした意見を持っているの。だから、よくディスカッションするのよ。どの話題でも話し始めるとディスカッションになっちゃうの。でもそれでケンカはしたことがないわ。
ELLE:あなたたち二人のもっとも違う点は何でしょう?
トミーネ:わたしは考える前に話し始めちゃうの。パパは、考えながら話すわ。だから、時々パパの話はすごくつまらないのよね、ははは。
モートン:そう、僕の声はどうやらトミーネの眠気を誘うようだね。ところで、今日この日まで、ガールフレンドのイネスは、僕が1曲歌い終わるまで起きていられたためしがないんだ。特に長いというわけでも眠りを誘うような歌というわけでもないんだけどね。
トミーネ:は?可哀想ね、パパ。それ本当なの?痛いわね!
ELLE:トミーネはどんな娘ですか?
モートン:優しくて気にかけてくれる。だから驚くんだけど、実際トミーネと兄弟たちの態度は、そういう関係を培うものとは程遠いんだよね。兄弟間では、思いやりが完全に欠けているね。他の人たちには、兄弟に対するのとは違って、みんな良いことをするのに。
ELLE:モートンがから学んだ一番大事なことは何だと思いますか?
トミーネ:特にこれというのは難しいわね。パパとママ両方がやっていることすべてから学んでいるから。二人が他の人にどう接しているかとかね。二人のおかげで今日のわたしが居るのだもの。
ELLE:トミーネから教えられたことはありますか?
モートン:トミーネは、僕がどこから来たのか思い出させてくれるんだ。時には彼女の年頃から自分で決めて確立してきたことを思い出す必要があるんだよ。僕が届けようとしている方法で人々にそれが及ばなかったとき、そうすることが助けになるんだ。
ELLE:お父さんに似た男性に惹かれますか?
トミーネ:ううう、それは無いと思うわ。誰か好きになったときに、「あら、パパに似てる!」なんて思わないわよ。でも80年代のパパの格好は好きよ、それは認めるわ。破れたジーンズに、革ジャン、リーゼント。
ELLE:トミーネが子供のころ十分に側に居てあげられたと思いますか?
モートン:ほんのちょっとしか一緒に居られなかった、とは思わないけれど、もっと一緒にいたかったよ。僕のことをよく知っている人たちは、僕が子供たちと一緒にいるときには、ちゃんと父親として存在していることをわかってくれていると思う。
ELLE:パパに会いたかったですか?
トミーネ:ええ。もっと会いたいと思っていたわ。でもパパが仕事で旅行中のときは、電話でたくさん話していた。それは助けにはなったけれど、会いたかったわ。しばらく会っていなかった時は、TVに映っているパパを見て、泣きだしたものよ。前は、誰かが「パパ」というと、涙が出てきちゃったの。だんだん良くなったけれど。でもパパには悪かったと思っているのよ。わたしたちと過ごせるようにすごく努力してくれていたのはわかっているの。音楽の仕事と父親としての役割を両立するのは難しいことだわ。
モートン:なぜ僕がまだアーティストを続けているのかと疑問に思う人もいるかもしれないね。僕にとっては、社会との対話の中にいられるという意味で、アーティストを続ける価値があると思っている。別の言い方をすると、僕はコミュニケーションする場所では、いわゆる発言者の壇上を与えられているんだ。今の世の中は、さまざまなレベルのたくさんの層からの声を聴くことになる。僕が何か言うと雑音やぼんやりした内容にしか聴こえない人もいるかもしれないけれど、僕の本当のコミュニケーションは秘密裏に続行中なんだ。
ELLE:もう一度やり直せるとしたら、違うやり方をしたと思いますか?
モートン:子供たちともっと一緒に過ごしたいよ。最近は、会わない期間が長く空かないようにしている。当時はもっと鈍感だったと思う。今だったら違う風に小さなトミーネや兄たちと接していたかもしれないね。それに、今は、15~20年前よりももっと家族に考慮してくれる時代でもある。でもロンドンで大事なテレビ出演があれば、行かなければならない。あるとき、僕は下の息子の堅信礼に出席するために、自家用ジェット機を借りて戻ったことがあった。やっとたどり着いた時には、すでに式の終わりの方で、結局準備に参加することはできなかった。あまりいい思い出ではないよね。僕のマネージャーが3週間後にクビになったのは、偶然じゃないよ。
ELLE:あなたの家では、「母」と「父」の役割は違いますか?
トミーネ:わたしはほとんど母と一緒に育ったから。でもパパは家にいるときは、お母さんの役割をすることはなかったわね。
モートン:父親と母親は、そもそも違うものなんだ。両方の役割が似たものになるなんて、おかしな考えだよ。平等という名の元に、親としての分野で両性の役割について語ることは人工的だよね。平等が間違っていると言っているわけではないんだよ。その通りだと思うことも多い。でも男と女の違いを消去しようとすることは、侮辱になると思うんだ。僕らは、それぞれの性が持つ特性を賞賛するべきだと思う。
ELLE:最近はどれくらいの頻度で会いますか?
トミーネ:だいたい隔週末ごとね。もっと会うときもあるし、もっと少ないこともあるわ。
モートン:でも居られるときは、ずっと一緒なんだ。僕の仕事は移動が多いし、子供を持ったら臨機応変にいられることは大事なことなんだ。アーティストとしての仕事を持った以上、子供たちに定期的に会うのは難しい。カミーラはそのことをとてもよくわかってくれている。でもよく一緒に旅をしたよ。一緒だったり、一緒ではないこともあった。一時期、遊牧民みたいに移動ばかりの生活をしていたことがあった。時々旅行に教師を同行させたこともあったよ。子供たちの学校の勉強が遅れないようにね。
ELLE:父親になって一番良かったことは何ですか?
モートン:母親探しだよ!
トミーネ:パパ、行儀良くしてよ!
モートン:冗談だよ。父親になるということは、自分の中にある深い感情が生まれることだと思う。実際父親になるまでわからない気持ちなんだ。それを言葉で表すのは難しいね。
トミーネ:でもパパは子供がすごく好きなのよね。だってたくさんいるじゃない?
モートン:そうだね、もちろんだよ。でも子どもを授かろうとしているときに、計画したり、制限するという考えはあまり好きではないんだ。僕らの間に子供ができたら、それは喜ばしい贈り物だよ。子供を持つことは、人生の一部だ。- 幸運にも授かることができたらね。
ELLE:父親がいて一番良かったことは何ですか?
トミーネ:それはパパのお財布かな…冗談よ。お父さんがいて良かったことって、お父さんがいること、に尽きると思うわ。お父さんがいない人もたくさんいるんだし。
ELLE:トミーネの将来に関する願いはなんでしょう?
モートン:たったひとつの願いは、自分の道を見つけてくれることだよ。そして彼女にとって良い刺激を受けられる部分を見つけて発展させる機会を得られるといいよね。彼女の可能性 - 自分の方向性を見つけることができる。一番大事なのは、トミーネが人生を楽しめる機会を得られることだよね。
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ELLE Credits:
Interview by Maria Fürst.
Photo by Morten Qvale.
Styling by Ingrid Bruvik.
Makeup and hair by Anne Cecilie Olavesen & Ingrid Bruvik.
トミーネは、クロエのドレスを着ています。
モートンは私服です。
(Translation by Jakob)
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2008-09-13
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ノルウェー-TV(Lidverket IPSTV)- 23/04/08
訳:Mayumi
PART 1
ナレーター:私たちは、このような大きな会場で、大勢の人々の前でステージに立っているa-haを見慣れています。
マグネ:フログネルパークのライブのことをよく思い出すんだ。次はどこへ行けばいい?と。15万人だかそれだけの人の前でやったんだ。これ以上は無理だよね。むしろ、逆行したいと思うようになる…。1000人収容くらいのアットホームなセッティングで、とかね。今僕らがやっていることだよ。ロックフェラーでa-haのライブをやるわけじゃないけれど、多少その要素も含まれているね。
ナレーター:ノルウェーでもっとも有名なバンドは、ソロプロジェクトにも取り組んでいます。
現在3人は、ソロ活動中です。今回、3人は再び集まり、それぞれのソロ作品を同じステージで演奏することを決めました。まず、5月の終わりにオスロで、そして、ロンドンのロックフェラーで公演があります。
マグネ:同じ夜に同じステージでソロ作品を演奏する。一回きりの楽しいアイデアだと思ってるよ…。
ポール:一回きりのアイデア?そんな風に言ってなかったよね。
マグネ:まあ、お互いの足を踏んづけるようなことをするよりはね。どうせ僕らは海外ではあまり演奏しないんだし、ソロのライブを見たいと大勢のファンからもお願いされていたからね…で、ロックフェラーのライブが決まったんだ。
ナレーター:a-haが長期間のツアーをしない理由のひとつは、ソロプロジェクトに精力的に関わっているからです。a-haの個々のメンバーは、自分たちの別の面を見せる必要があると考えています。
モートン:a-haは、僕のすべてを代表しているわけじゃないんだ。むしろ、そのときの状態、現実…。
マグネが茶々を入れる:うむ…この辺かな。(手で状態の場所を表す)
モートン:(笑)内面へ向かえる…。
マグネ:3分の1…。
モートン:…尊重はしてるよ。自分のパートを充実させたいと思っている。はっきり、自分で自分が誰なのかという問いかけをする。「お前は何者だ?」今自分自身としてステージに立とうとしている。どういうことなのか?僕らはa-haだけど、ひとりひとりが違うドアから出てくる事だってできるんだ。それは、まったく違う世界へとつながっている。そういうことだよ。」
ポール:ソロがより良くなれば、a-haもより良くなると信じている。
ナレーター:a-haはさまざまな成功を収め、すばらしい功績を残してきました。しかし、悪い面もありました。バンド内の緊張感がかなり高かった時期もあったようです。
マグネ:僕らは、今まですべて経験してきたよ。仲が良い友人からスタートして、同僚になり、敵対したこともある。
(1980's clip)
(80年代の映像)
ポール:2ヶ月間も同じバスで、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしていると、うんざりしてくるよ…。
PART 2
マグネ:揉め事だけに集中しないというのは、癒される考え方だね。面白いのは、今こうやって一緒に座って仕事をしているってことだよ。そして、結果的にエキサイトしてる。
ポール;今後も続けていければいいなと思っているんだ。a-haでは、まるで圧力鍋の中にいるような精神状態だからさ。こういうのはいいね…。
マグネ:それには全員大賛成なんだ。今回は、小さなお祝いみたいなものでね。僕らは違いを抱えてもやっていけるという。すべて同調させないといけないわけじゃない。今までになかったことだよ…。
ナレーター:新たな協力的な雰囲気が生まれたのは一目瞭然です。バンドは、前作『Analogue』に続く新しいアルバムの制作を始めたところです。
マグネ:アルバム制作はうまくいってるし、良い方向に向かっているよ。僕らがハッピーでいられる新しい仕事環境を作るために、新たな教えを取り入れることにしたんだよ。すごくくだらなことだから、それがなんだか言うつもりはないけどね…。
ナレーター:それはどんな教えですか?
マグネ:うーん、答えたら秘密がばれちゃうね…まあ運転のルールみたいなものだよ。
ポール:それはスゴクいいね。
マグネ:教義ナンバー1…それはスゴクいいものでなければならない。
モートン:冗談じゃなくてね。
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2008-04-29
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