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真っ黒い悪魔の上で燃やされるキリスト <NettPuls PART 3 04/04/99>

訳:Mayumi

モートン・ハルケットと出会った人のほとんどが、彼はナイスガイだと言うだろう。名声が彼を何か別のものにしてしまっているのだ。「『世間』は『頭1つ出た』人間をいつでも嫌うものなんだよ」モートンはよく仰々しい発言をし、センセーショナルな結論を出すことになるのだが、それは他の人の出す結論とはまったく逆であることが多い。モートン自身は、音楽とは関係無いたくさんの重要な事項に対しても意見をした経験がある。例えば、彼のBellonaへの支援(ノルウェーの団体で、グリーンピースに似ている)は、ポップスターはまったく意味のあることを言うべきではないという概念とは対照的なものだ。それにも関わらず、モートンは、もちろん有名人としての顔がさらされることへの危険性が十分わかる知性を備えている。二重のモラルに対する反論は免れられまい。

「とても難しいことだよ。僕は、丘を登って「この丘は僕のものだ。僕が作ったんだ!」と言うことには大反対だよ。そういうことを言うとしたら、内部で働く機会が与えられたときだろうね。それだったら全て本当だからね。避けられるのなら、自分の顔は絶対に使うべきではない。この場合自体は、裏側の影響力でなければいけないね」とモートンは言う。

「僕は、自転車に乗った伝道師のひとりとして扱われないようにいろんなことをしてきた。そうなったら最悪だよ。僕が自然環境支援をしていた時期、仕事場にそういう勢力があった。その時、ちょうど僕はメルセデス500を買ったんだ。僕からの反発をこめてね。伝道師にされないようにさ(?!)」

「僕は良い子では無くなった。そうだよね?僕は自転車に乗ったまぬけな男じゃない。仕事をする時は常に、ジャンボに乗って行ったり来たりする。自分の車を持っていなかったら、誰かが僕を迎えに来て僕が行きたいところへ連れて行ってくれるだけさ。(自転車用の)ヘルメットをかぶってダーグブラーデ誌に写真を撮ってもらうことは、間違っているしそんなの偽りだよ」

「人々の目を僕から離すことができればできるほど、いいことだよ。僕は世間からこういう人間だとかああいう人間だとか決めつけられたくない。彼らに不確かに感じて欲しい。そうすれば、もっと新しいものに繊細になれるしオープンになれる」

モートンの音楽に対する哲学

モートンのソロ・キャリアがスタートする前は、成功を危ぶむ声が多かった。モートンははたして、ポール・ワークター=サヴォイが書いた曲が無くても成功できるのだろうか?誰に何がわかるというのだろう。a-haにいた10年間の間、“サインをするだけ”だったモートン・ハルケットが、シングルヒットしそうな曲を何曲も収録された フル・アルバム『Wild Seed』を作り上げたのだ!本当に“ビギナー”によって書かれた作品なのだろうか?誰かが『A King of Christmas Card』のような完璧なポップソングを作ろうとしても足元にも及ばないだろう。そして更に素晴らしい曲が続く。アルバムはいまだに売れつづけており、ノルウェーの15万5千世帯で見つけることができる。もし海外でも立派にプロモーションされていたら、アルバムが世界中で売れていたかどうかは神のみぞ知るところだ。

『Wild Seed』の制作は有益なものだった。そして、創作者のモートンに言わせると『システムから抜け出すためのチャレンジ』だったそうだ。これに続く『Vogts Villa』の売り上げは、『Wild Seed』 に及ばなかったものの、力強い美しい旋律、メロディーを重視した時代を超えた伝統的な曲作りという印象を与える。モートンには、“最新流行を追う”必要を感じることは無いようだ。

「たいてい、新しい音楽を聴くだけの気力がわいてこないんだ。自分の頭のスペースを全部使い切らないように気をつけているからね。自分が夢中になれるものだけ欲しい。他にはなにもいらないよ。a-haがブレークして以来、新しい音楽トレンドを追うことはほとんどなくなったよ」

「良いものが作られなくなったというわけではないよ。もちろん、作られていると思う。自分が見失っているものは沢山あるのは確かだね。だけど、同時に僕は、自分にうったえかけるもの、僕の心を捕らえることをやっているんだ。影響を受けるならそれのほうがこちらよりも良いかどうかは、まったく机上の論理さ」

「それは、ダーグブラーデ誌がカラー印刷かそれともモノクロ印刷になるのか、または何曜日なのか、または、君の車が何色か、というくらいの興味しかない。全てはこれにつきる。この例えで、僕が言う意味がわかるかい?」

「ジャズ、タンゴ、ロック、なんでもありさ。世間の一部の人々とだけとコミュニケーションをとるわけではないからね。今は、コミュニケーションをしてみたい他の人々の“ジャングル・リスト”があるんだ。それだけさ!だから、売れ線の楽しげなポップソングに新たな興味を抱いている。ポップソングは無慈悲ですごく難しいジャンルだからね。ポップソングというのは、非常に小さな形式の中で作られるものだ。そして、同時に普段コミュニケーションをとることが無い人々に語りかけることができる。エキサイティングだよね?」

(転載許可確認済)Thanks to memorialbeach.com 英訳:Cindy Kandolf

2000-05-10 | EDIT
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