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[ INTERVIEW > 2001 ]

ノルウェー-Web- 06/07/01

Asker og Baerums Budstikkeより By Therese Manus Honningstad 訳:Mayumi 協力:あきこ

a-haのLangsandライブの後、モートンは地元の新聞『Asker og Baerum Budstikke』紙の取材を受けました。モートンが、コンサート当日にインタビューを受けることはとても珍しいことです。言わずもがな、インタビューを担当したジャーナリストのThereseは、大新聞社でも断られた取材をする機会が与えられたので、とても興奮していました。コンサートの後、モートンのマネージャーであるSverre FlatbyがThereseのところへやってきて、バックステージにいるモートンのところへ案内しました。そこで行われた取材の内容をお届けします。

バックステージに向かいながら、わたしはインタビューをすることに集中しようと努めた。

Therese:モートン、調子はどうですか?

最初の質問としては良いだろう、と思った。感じが良いし、リスクが無い。これならモートンを脅かして構えさせることはないだろう。

モートン:元気だよ。

そして沈黙してしまった。モートンは特に質問に答えたい気分ではないらしい。もう一度話を始めようとしたが、うまくいかなかった。(ああ、これからどうなってしまうのだろう?)

バックステージで、モートンは彼の知り合いと出会い、話をはじめた。その間わたしは後ろで待っていた。突然モートンが振りかえり、笑顔でわたしたちをバックステージの部屋へ案内してくれた。

モートン:ここでしばらく話をしようか?

白いソファーと木製のテーブルが真中におかれた小さな部屋で、インタビューをすることになった。モートンは全身黒いレザーの衣装を着こみ、リラックスした様子でソファーに深くもたれかかった。想像よりも腰が低くて、考え深く、気さくで話好きだった。

Therese:サウンドの問題がありましたが、それ以外はとても良かったですよね?

モートン:僕らにはそれだけの準備ができているからよい出来のはずなんだよ。ライブのことは知り尽くしているし、仕事ができる人たちもついている。それでもサウンドの問題があったのは恥ずかしいことだね。こういうことが起こらないような態勢をとっているのに。オーディエンスには感謝しているよ。サウンドの問題のせいで一番盛り上がるはずの曲がひどいことになってしまったからね。ライブで問題はつきものだし、音の問題は常にある。フェスティバル会場では、普通のコンサート会場ではできないこともできるんだ。だから、音が悪かったのは運が悪かったよ。だけど終わってしまった以上、その事実を変えることはできない。それでかなり消耗してしまったけれど、そのことにやきもきしたり、後から文句を言うつもりはないよ。まったく運が悪かったね。(この問題が無かったら)会場のみんなやバンドメンバーも圧倒できるようなライブができたのにね。

Therese:Langesundに住む42歳のファンによると、木曜日に行われたボブ・ディラン
のコンサートよりもビッグだったそうですね。

モートン:そうだね、体の大きさはディランより僕らの方がビッグだよ。

モートンは笑った。

モートン:ディランのコンサートは僕らのコンサートとは(観客層や内容が)まったく違うものだよ

そこでSverreが頭を突き出して言った。「(取材は)後5分だよ。」そして立ち去った。

モートン:ずいぶんとはっきり言うね。

モートンは笑った。

Therese:再び成功を収めましたが、15年前とくらべるとどうですか?

モートン:僕らの目は当時より輝いているんじゃないかな。このビジネスのやって良いことと悪いことは知り尽くしているし、できることと、やるべきじゃないことについても知っている。僕らは、以前よりもやりがいがあることへ集中することができるようになったといえるかな。

Therese:一番大きな違いは何でしょう?

モートン:以前の僕らは、今だったらやらないようなこともやっていたよ。経験がないと、何を受け入れたら良いのかわからないものなんだよ。だからやりたくないことでもやると言ってしまう。今ではやりたくないことは、やらないようにしている。どんなことをやるにせよ、楽しむことが一番大切なんだ。そして良い仕事をする。良い仕事をするには、まず自分がやっていることに興味をもたなければね。25歳の頃と比べると、今では面白いと思えるまでにもっとたくさんの要素が必要なんだ。だけどいったんやると決めたら、以前よりもはるかに貢献できる。若い頃はもっとエネルギーがあったかもしれないけれど、今では熱中できない仕事には興味を失ってしまうんだ。

Therese:今回のライブの反応は、この前のオスロライブと同じくらい良いことを期待していましたか?

モートン:オーディエンスがどんな風に反応するかなんて絶対にわからないよ。だから予測はできないんだ。a-haをやることは僕らにとって重要なことだと信じて再結成したんだ。行動を起こす前に、マーケットの分析なんてしないよ。

Therese:また一緒にやってみて、どんな感じですか?

モートン:お互いを良く知っているから、前よりも楽だよ。3人とも、お互い何をしたがっているのかよくわかっているからね。

Therese:めざすゴールや夢はどんなものでしょう?

モートン:僕は、やりがいを感じることをすることだけ関心がある。それが目的にかなうことかどうか見極めるのが前より早くなったよ。だからといって、たまにふざけることができなくなったわけではないし、いつも崇高で気取ったことばかりすると言っているわけではないよ。特に心引かれるのは、自分の周りにある面白いものだね。自分でやるということに限らず、他の人が何かするための触媒として働くこともできると思う。

Therese:a-haの将来の計画について教えてください。

モートン:今はニューアルバムを製作中だよ。リリースの日にちはまだ決定していないけれど、自分たちで設けた期限を目指して仕事をしている最中なんだ。計画通りにすすめば、来年リリースできる。アルバムができあがるのを楽しみにしているよ。リスナーも喜んでくれるんじゃないかな。僕らにとって重要なアルバムだよ。

Therese:何からインスピレーションを得られますか?

モートン:周りのものだね。音楽からインスピレーションを受けることはほとんどないよ。音楽は素材なんだ。音楽以外の全てにこそ何らかの意味がある。なんでもいいんだ。具体的な例は思いつかないけれどね。

2001-07-06 | EDIT
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