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[ DISCOGRAPHY > アルバム > Memorial Beach ]

『Memorial Beach』a-haメンバーによる曲解説

(1994「Memorial Beach songbook」より 訳:Mayumi)

● Dark Is The Night For All

ポール:これは(バンドの)分裂について歌っているという人もいるけれど、実は逆なんだ。これは、リスクを伴っても何かを打ち破ることについて歌っている。歌詞の中で『We need to celebrate the mystery』といっているように、音楽では、人生において、謎めいた部分を解き明かしてものごとをはっきりさせてしまう程、魔法が消えてしまう。あまりにも“具体的”に表現されている音楽、歌詞、映画は、結局心の言葉で何も語っていないんだ。

● Move To Memphis

モートン:このパワフルな曲は(全米)50州中に鳴り響くだろうね。僕はこの曲の動物的なところが好きだな。僕らの曲の中でも最も力強い曲の一つで、傑出した作品だよ。

マグネ:これは出発について歌っているんだ。新しいものを迎え入れるには古いものを脱ぎ捨てなければならない。その通りにしたら…うまくいったよ。

ポール:南アメリカ・ツアーの最中にこの曲を書いたんだ。ツアーの間、サウンドチェックを利用して新曲に取り組んだ。

● Cold As Stone

ポール:『Cold As Stone』に関しては、ボーカルやその他全部を含めてオリジナルの録音を全てキープしたんだ。ベーシックな録音を行うために、飛行機の格納庫くらいの広さがあるものすごく大きなサウンドステージをセットアップした。日中はサウンドの調整をして、夜遅くに戻ってきて本番のレコーディングを試みた。『Cold As Stone』は、最初にレコーディングした曲の一つで、建築の基礎のような存在になった。この曲が、アルバム全体のトーンを決めたんだ。

モートン:この曲には根本的な感触がある。どのバンドに言えることだけれど、専門的なことと格闘してショーでは本能を発揮することが大切だと思う。これはバンドにとってとても重要な作品だし、ライブ演奏したバージョンを採用することになったのは、興味深いことだね。この曲にはとても満足しているよ。

● Angel In The Snow

モートン:これは気に入っている作品のひとつだよ。抱きしめたくなる曲だね。

● Locust

モートン:この曲はまるで映画だね。これを聴いてぶっとんだよ。未だに興奮させられる。

ポール:僕らの曲は、明かりを消して聴くと雰囲気が増すものが多いけれど、これはまさにそれだね。多分、このアルバムで一番気に入っている曲だよ。

マグネ:アルバムを作るということは、キャンバスの上で色を混ぜることにとても似ている。この曲は重厚な作りの部分と、抽象的なソロの部分で構成されているよね。

● Lie Down In Darkness

ポール:みんなが周りに居るときは、スタジオでギターのオーバーダブをしないようにしていることは常にわかっていた。それでアルバムのレコーディングが半分くらいできた頃、ニューヨークに数本テープを持っていって適当にスタジオを予約して、いままで会ったこともないエンジニアと一緒にスタジオに入った。そこでトライしたら、エンジニアはぶっとんだ。最高だったよ!最初にスタジオセッションをした時、15歳の頃に戻ったような気分だった。この作品も含めて、この中に入っている曲の多くはそんなやり方で取り組んだんだ。

マグネ:この曲でチェンバレンの音を発見したんだ。素晴らしいビンテージのキーボードで、しょっちゅうオーバーヒートするんだ。惚れこんだよ。

● How Sweet It Was

モートン:ノルウェーでレイ・チャールズのコンサートがあった直後に生まれた曲だったと思う。隠された感情があふれていて自分にとってとても大事な作品だよ。理由はうまく説明できないけどね。

ポール:この曲はとても気に入っている。スローだけど同時にスピード感もある。マグスのピアノもすごく良いし、どの楽節も似通っていないところも好きだな。ハネムーンの最中に歌詞を書いたんだ。タイトルは、僕らが泊っていたホテルの向かいにあったキャンディー・ストアから思いついた。

● Lamb To The Slaughter

モートン:純真さを失うということについて歌っている珍しい曲だね。力強いメロディーで、サビの部分は、アルバムのなかでベストの出来じゃないかな。

マグネ:これは僕の人生の物語なんだ。とてもヘビーなワルツさ。

● Between Your Mama And Yourself

ポール:これは空気を一新するために作ったんだ。曲を書いていて楽しかったし、演奏も楽しかった。歌詞に関しては、映画「卒業」のシナリオを思い浮かべて作ったんだ…ガールフレンドと彼女の美しい母親。

● Memorial Beach

ポール:メモリアルビーチは、フロリダ州のサラソータの近くに実在するビーチの名前なんだ。ドライブしていて偶然に通りすぎたとき、ビーチの名前が目に入ってこの曲を作るきっかけになった。実際この曲に、言葉ひとつで行く場所を教えられたよ。

マグネ:ギターとピアノの掛け合いが好きだな。シンプルで良い感じだよ。昔、ポールと一緒にプレイしていた音楽を思い出すよ。

モートン:この曲は生まれつき知っていた気がするんだ。アルバムのタイトルトラックとして十分な曲だね。僕にとっては、クラシックだよ。

2001-11-05 | EDIT
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