ドイツ-Web- 22/04/03
Bild.T-Onlineより 訳:みこ
僕たちのプライベートは誰にも関係の無いものだ
インタビューア:マルティナ・クラインケ
モートン・ハルケットとのインタビューをする—このインタビューをすることになったとき、私は信じられない思いでした。実は私は昔a-haの大ファンだったのに、今こうして、信じられないくらいにハンサムなシンガー、モートン・ハルケット(43)に個人的に質問することができるのですから!そういうわけで、私はモートンを待つ間、少しナーバスになっていました。モートンがインタビュー部屋に入ってくると—長身で、とってもセクシーで、感じのいい人です—私は腰砕けになるところでした。「こんにちは!」と彼は言うと、私の方などには目も向けずに、手を差し出してきました。インタビューの前に、私の女友達みんなに、彼はいつもあんなに格好良いのか確認してきて、と頼まれていました! はい、女性の皆様がた!彼は信じられないくらいにハンサムでした!シワなんてひとつもないし、本当に綺麗な目をしています。ただ一つ気に入らないのは、彼は話している間、こっちの方を見ないのですよね。ましてや、目を見て話してくれたりしないんです。まあ、目を見て話されたら、絶対に私は失神していたと思いますけれど…。
Bild.T-Online:なぜこれまでライブアルバムを出さなかったんでしょうか?
モートン:それは僕達が、グウタラだから(笑)。僕たちは本当はもっと前に出したいと思っていたんだよ。これまでに、いろいろなスタジアムで公演をやってきた。でも少なくとも今では、スタジアムでの演奏もきちんとできるようになったと思うよ。将来はもっと、スタジアムでの公演のことを考えてもいいと思っている。
Bild.T-Online :CDには短編のビデオが入っていますよね。前回のライブツアーのDVDを出す計画もあるのでしょうか?
モートン:このツアーについては、出す予定は無い。僕の知っている限り、絶対に無いよ。
Bild.T-Online:なぜこのアルバムを『How Can I Sleep With Your Voice In My Head?』というタイトルにしたのですか?『Swing Like This』(訳注:『The Swing Of The Things』の間違い)という歌の一節ですよね?
モートン:このタイトルを聞いたとき、本当にいいアルバムタイトルになると思ったんだ。誰もが賛成したから、すぐに決まったよ。
Bild.T-Online:90年代のa-haのツアーと、昨年2000年のワールドツアーでは、何か違いはありましたか?
モートン:いろいろ違いがあるよ。まず、今は良いスタッフ、本当に素晴らしい技術スタッフとクルーに恵まれている。おかげで、よりダイナミックで、より深い感性の音楽を、より良いサウンドにすることができて、より良いパフォーマンスができるようになったんだ。
Bild.T-Online:ファンとの関係はどんなものでしょうか?昔よりも良いと思いますか?彼らも、あなた達と同じように、歳を取ったわけですから…
モートン:ファンとの関係は音楽を通して作られるもので、それは僕達は大切に思っているよ。でも、それ以外のものは非現実的だと言わなくちゃならない。僕達のプライバシーは他の人には誰にも関係のないものなんだから!でもそれは思うようにならないんだ!僕達がファンにあげられるものは、音楽を通じたもの、僕達の創造的な活動を通してのものであって、それがアルバムというものが与えてくれる接点なんだ。もし、僕たちとの個人的な接触を望むようなファンがいるのなら、僕たちと一緒にすごしたいなどと思うのだったら、別のバンドを当たってもらわないと。だって、そんなことは僕たちには関係のないことだし、僕たちは絶対に出来ないことだからね!これはマジメな話だよ。特定のファンと個人的な関係をもつなんてことは絶対にできないし、そんなことに気をかまってなんかいられるわけがない。そんなことができる可能性なんて絶対にないし、そういうものなんだよ! もちろん、僕たちはホテルでも空港でもファンに会うけど、いつも億劫だったりする。みんながそれぞれに期待していること、お願いしたいことがあるからね。でも、僕たちにもプライベートは必要なもので、自分自身でいること、普通に息をして、普通にすごすことのできる場所が必要なんだ。僕はドラッグをやるわけでもないし、毎晩飲んだくれるわけでもない、ごくごく普通の、健康的なタイプだし、仕事ができるように健康を保つためには、自分自身の時間ってのはどうしても必要なんだよ。
Bild.T-Online:ファンはそのことを理解していないと?
モートン:もちろん、理解していないんだろうね! ファンには関係の無いことだから。もちろん、分かってくれているファンもたくさんいるよ。でも、どうしようもない人たちもいる。空港に行っても、ホテルに行っても、そこで何百人ものファンが待ち構えていたりする。そういうことが何百万回も起きるんだ。でも、そういうファンに何かしてあげることはできない。何をしてやれるって言うんだ? 本当の意味でコミュニケーションを取ったり、何かを真剣に話し合ったりできる時間があるわけでもない。もし、実際にやろうとしたら、死にそうになると思うよ。実際、やってみたことあるし!自分自身の人生が奪われてしまう…それは本当に文字通りの意味でね。もちろん、ほとんどのファンは分別のある人たちで、それはよく分かっているんだけど。
Bild.T-Online:あなたは数年前、イギリスからノルウェーに引っ越しましたね。なぜですか?
モートン:イギリスに残るか、ノルウェーに戻るかは、難しい決断だった。子供達にとってどちらか良いか決めなくてはならない時期だったんだ。本当に難しい決断だったよ!イギリスは本当にきれいなところだからね。
Bild.T-Online:またイギリスに戻る可能性があるんでしょうか?
モートン:もしかしたら戻るかも…でも何度も「根無し草」にはなりたくないよね。たぶんイギリスに家を買うことになるとおもうけど、それは夏用の田舎の別荘とか、隠れ家という感じで、イギリスに滞在するときには、田園地帯で過ごせたらいいなと…良さそうだな!
Bild.T-Online:あなたは、いつもお洒落ですよね。モートン・ブランドを売り出す計画とか無いんですか?
モートン:ありがとう!それはまったく思いつかなかったよ(笑)。いや、そんなのあるわけない。やることがたくさんありすぎるんだ。服のデザインをするというのは、おもしろそうだね‐本当にクリエイティブな仕事だし。でも、僕はそういうことは考えたこともない。僕のやるべきことじゃないから。僕がやらなくてはならないことは、もっと他にたくさんある。例えば音楽とかね。
Bild.T-Online:今年のバンドの予定は?
モートン:僕達は今、2枚のアルバムと2回のツアーで、『カムバック』プロジェクトを完了したところだ。ライブアルバムは、このプロジェクトを記録する総まとめだ。僕達はこれからまた「曲作りモード」に入る。おそらく、年末頃に集まって、どんなアルバムをするのか意見を交わすことになる。僕はとりあえず、ソロアルバムから始めることになるよ。
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