ノルウェー-新聞- 13/02/04
Norge i Dagより 訳:Mayumi 協力:みこ
「生まれる前の生命に対して、どうして僕らに権利があるのか理解に苦しむよ。中絶の長期的な影響について、僕らは予見することはできないからね」とモートン・ハルケットは語りました。中絶に対する自らの考えを明らかにすることで、人々にどう思われるかということを恐れてはいないようです。『中絶反対』の活動には、子供のころから携わっていると、ノルウェー・トゥデイのインタビューに答えました。
モートン・ハルケットは、おそらくヒューマン・ワース(人間の価値)の団体でもっとも有名なメンバーの一人でしょう。a-haのフロントマンが中絶の問題に特別に関わったのは、今回が初めてです。先週おこなわれた2004年度Livsvernpris授与式にもメンバーの一人として参加しました。
「僕がここにいる理由はずいぶん前にさかのぼるんだ。覚えている限り、僕の父はずいぶん前からヒューマン・ワースの活動に参加してきた。子供のころから生活の一部だったから、大人になってからも続けていくのは自然なことなんだ。」
ハルケットは、今回初めて中絶問題に関わったと説明しました。そして人生の終焉における『生命の権利』は重要であると強調しました。この問題には深くかかわり考えているようです。
「僕らは、家族のきずなが崩壊しつつある社会を作りかねない危険にさらされている。以前は、家族全員がひとつの屋根の下で共同生活するのが普通だったからね。」
そして、今の社会は、人生経験が豊富な年長者の言うことにあまり耳をかたむけようとしない若い世代を抱えていると言います。その結果が、人の生と死を真剣に受け止めようとしない社会になってしまった、と説明しました。
「中絶問題に関わっていることが、あなたのキャリアに結び付けられてしまうのは恐くないですか?」
「いや、そんなことを心配したことはないよ。」ハルケットは、この質問に少々面食らったようでした。
「これはいつでも僕の一部だからね。」
70年代、80年代の中絶反対運動について、モートン・ハルケットはこう語っています。
「中絶問題を解決するのにはさまざまな方法がある。市民抵抗に走り、テロリズムと似た行動をとってしまうこともある。運動にも大きな幅があるんだ。すべては、特殊な条件の元で理解することができる。」
自らは、市民抵抗自体は支持しないと答えましたが、同時にいずれ自分の信念と同じ場所にたどり着くだろうと説明しました。
「ノルウェーの市民抵抗運動を応援することには抵抗がある。そういう方法をとるのだったら慎重にならなければね。他の人の権利を侵害しかねないからね。協議をひらいて問題を解決する機会はいつだってあるんだ。」同時に、自由民権主義は少数派の意見も聞くべきである、そうすれば抗議活動は避けられると強調しました。
「生まれる前の生命に対して、僕らに権利があるのはどうしてなのか理解に苦しむよ。中絶の長期的な影響について、僕らは予見することはできないからね」とハルケットはしめくくりました。
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