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投資−99

1999/03/01
インターネットで大きな利益 (訳:Mayumi)

モートン・ハルケットは、ここ6ヶ月間のインターネット関連株への投資で250,000ノルウェークローナ(約30,000米ドル)の利益をあげた。この1ヶ月間だけで、175,000クローナ分資産を増やしたことになった。
記録によれば、モートンはノルウェーのインターネット会社ファスト・サーチ・トランスファー社の株式を3237株保有しており、この株式が副収入を生み出した。
1月の半ばから、ファスト社の株価は1株当り30から86クローナとほぼ3倍に値上がりした。去年の時点では株価は約20クローナだった。
この急激な値上がりにより、モートン・ハルケットの所有株の合計額は一気に13,000クローナから275,000クローナまで上昇した。1年足らずで250,000クローナもの利益を得たことになったのである!

株価上昇

ファスト社の株価がまるでロケットのように急上昇したのは、アメリカのインターネット会社、ライコス社がファスト社と提携して、ファスト社のインターネットから音楽をダウンロードするためのシステムを使用する権利を利用することになったからである。(mp3.lycos.com参照)
ライコスが提携に興味を示す前は、ファスト社の株価はそれほど上昇していたわけではなかった。ファスト社はmp3というテクノロジーを利用して世界でも最大規模の音楽ファイルのオンライン・データベースを作り上げた。コンピュータ業界に精通した人々によると、このmp3というコンピュータ用語はすぐに一般家庭にも浸透する言葉になるということである。ファスト社の非常に効率の良いサーチ・エンジンのおかげでネット上にあるどんな音楽ファイルでもダウンロードすることが可能になった、とノルウェーの経済紙Kapitalは報道している。これまでインターネットでの検索は非常に時間がかかるという問題があった。しかし、その名が表すとおりファスト(Fast)社は、より簡単でスピーディーに、そしてよりシンプルな方法でインターネットを検索できるシステムを開発した。

広告として捉える

しかし、ファスト社は新たな問題を抱えることになる。ファスト社のデータベースに含まれる音楽ファイルの多くは、違法にインターネット上で配信されている怖れがあるからである。
しかし、法律的な問題やアーティストの収益が減ってしまうという議論がもち上がってきていることに対して、モートン・ハルケットは違った見方をしているようだ。
「Mp3ファイルで音楽を配信することは、今後もたいして大きな問題にはならないだろうね。違法なものとして捉えるかわりに広告として捉えたらいいんだ。」モートンは、2週間前ノルウェーのビジネス紙Dagens Naeringsliv紙にこう語った。モートンのマネージャー、Atle Kigenによると、今週モートンが所有株の株価上昇についてのコメントを寄せる時間はないということだ。From VG

1999/09
ノルウェーの記事によると、モートンはファスト・サーチ・トランスファーというノルウェーの会社の事業が警察の取り調べを受ける前に、ファスト・サーチ・トランスファー社の株3237を売却しました。
ファスト・サーチ・トランスファー社はMP3と呼ばれる音楽ファイルのサーチエンジン技術を開発した会社ですが、ユニバーサル、ワーナー、そしてEMIは、ファスト・サーチ・トランスファー社が行っているビジネスに法律的な局面から圧力をかけようとしています。
モートンが株を売却した理由は、Tono、PRS のような組織(音楽の著作権関係の組織)、レコード会社、そして他のアーティストの間での論議に関わりを持ちたくなかったためです。ノルウェーの新聞は、合法的なMP3ファイルのダウンロードの話になると、ソングライターの権利についての問題を持ち出します。報道機関や組織の人が、モートンにこの件について意見を求めるため、株を売却して関わりを持たないようにしたのです。しかし株を売却したからといって、モートンが会社に否定的になったというワケではありません。ファスト・サーチ・トランスファー社の技術と戦略にはまだ興味があり、これからの開発も楽しみにしています。

a-haのカムバックはたくさんのお金を生み出す (訳:Mayumi)
モートン・ハルケットについての記事(By Ole Eikeland 1999年17号 経済レポート誌より)

モートン・ハルケットは、15年間もの間国際的に有名なアーティストとして活躍してきて、所有する財産はおよそ1千万クロナー(約130万ドル)にのぼる。a-haのカムバックCDのセールスが大ヒットしたら、100万枚ごとに彼の財産は倍になる計算だ。しかし、ハルケット氏の残高の全ては現金だけになるわけではないようである。
a-haの(有名人としての)冒険は1985年の秋から始まった。それ以来、トリオのメンバーであるポール・ワークター・サヴォイ、マグネ・フルホルメン、モートン・ハルケットはとても裕福な歌う小鳥たちとなったのだ。3人の中で最も裕福なのは、ポール・ワークター・サヴォイで、a-haのソングライティングのほとんどを手がけている。次がマグネ・フルホルメン(『マグス』としてより知られている)である。シンガーであり、女の子たちが夢見るモートン・ハルケットは、3人の中で最も稼ぎが低い。それは、ほとんど作曲に携わっていなかったためだ。
だからといって、モートンが生活に困っているわけではない。モートンはオスロで最も富裕な地域にアパートメント(注:いわゆるマンションのことです)を3つ所有している。ひとつはThomas Heftys通りにあり、もうひとつはOscars通りにある。そしてもうひとつはやはりオスロ市内のGronerlokkaにある。3つの資産を合わせると合計800万クロナーになる。それに株式でも成功を収めている。100万から200万クロナーにおよぶ株式を保有しており、ほとんどはコンピュータ会社であるFASTの株式だ。FASTが1998年にOpticomから独立した時、モートンはFASTの株を3400所有していた。そしてTONO(ノルウェー演奏権協会)とFASTの間で争いが生じた時点で、1株あたり100クロナーで売却した。1998年にFASTがOpticomから独立した時点では、評価額はたったの4クロナーだった。FASTはインターネット上の音楽ファイルのサーチエンジンを所有している。アパートメントと株式の他にモートンは各種自動車を何台か所有している。その中には贅沢なメルセデス・ベンツも含まれる。情報によると、モートンはほとんど借金を返済しきっているという。彼の資産の合計はおよそ1千万クロナーにのぼるという。

非常に高い潜在的金銭価値

3人の中でモートンの資産額が一番低いとはいえ、彼が一番潜在的金銭価値が高い。メディアでは、モートンは哲学的な人間として紹介されている。想像できるような経済生活からはだいぶかけ離れている。しかし、現実は違うようである。
しかしながら、10年前、Aker Bryggeにある『Figaro's』というレストランのプロジェクトに関わっていたが結局失敗に終わり、最近では、25%もの株を保有していたAdventure Cruiseという会社が破産してしまったことも付け加えておく。

ここ近年、モートンは、自分のビジネスを積極的に伸ばそうとしている。幼少時代からの友人、Erik Henriksenは、モナコを拠点とするビジネスマンで海運業やオフショアビジネスで1億クロナー(6千400万ドル)もの財産を築き上げた。同誌の知るところでは、ここ数年、彼は、モートンの大切なサポートになっているということだ。
スパーリングパートナーとして、モートンはKv'rner(ノルウェーの大企業)の前マネージングディレクターを起用し、メディアコンサルティング会社であるMonsen & Co, Atle Kigenのパートナーになっている。「わたしは、現在モートンと彼のふたつの会社であるCompass Point とSwerveの役員をしている」とKigenは同誌に語った。それはどんな会社なのだろうか。アドバイザーによると、Swerveはモートン・ハルケットをブランド名として、かつアーティストとしての可能性を実現するためのプロジェクトを発展させているということである。モートンはSwerveと大きな計画を立てている。彼はお金の流れをもっと自分でコントロールできることを望んでいるという。今日、アーティストにはCDショップで売られているCDの売り上げの15%しか支払われていない。CD1枚あたり12クロナーしか支払われていないのである。Swerveには3つの大きな収入源がある。ひとつは出版することで、曲やそのほかの著作権を所有することだ。2つ目はアーティスト・モートン・ハルケット自身である。そして3つ目は、モートン・ハルケットをブランド名として利用することだ。

トークショーの司会

モートンがとても「人気がある」ために、ここ数年ノルウェーや海外からもさまざまなオファーの声がかかっているという。海外からは、映画やTVのシリーズもの、ミュージカルへの出演のオファーが主によせられている。そのうえ、モートンのトークショーをやらないかという話もある。ノルウェー本国からは、モートンの才能を活かして工業デザイナーをやらないかという声がたくさんかかっている。モートン・ハルケットは多才な人だ。これまでにマホガニー製のボート、ナイフをデザインしたことがあり、とても美しい詩も書いている。モートンが自分の才能を有効に使うことができたら、とても裕福になれるだろうと、関係筋は語る。
現在、モートンは3つの違うプロジェクトに取り組んでいる。ひとつは、ソロ・キャリアで、すでに50曲のデモを用意しているという。2つ目は、いわゆる特別なプロジェクトで、何人かの海外のプロデューサーと一緒に、テクノ系のアルバムを製作しており、インターネット上でリリースする予定だという。

新生a-haは何百万もの価値

そして最後はa-haである。むろんa-haは経済的な可能性が大きい。モートンは、近い将来、ほぼ100%a-haの活動をすることに決めたという。アルバムのリリースを今秋から来年の3月に延長したのは、もっと曲のアレンジに時間を費やすためだ。そして、今、3人のメンバー全員、最新アルバムが成功するという確信を持っている。アルバムのリリースが伸びたことで、ワーナーの宣伝部も準備の期間を長く設けることができる。a-haのメンバーが、最も売り上げが大きかったデビューアルバムの『Hunting High And Low』(500万枚以上売り上げた)のサウンド・スタイルに戻ることができたら、再び大きな収益をあげることができるだろう。同誌が調べたところ、a-haは今回平均的な契約と比べると多少有利な契約を取り付けることができたという。ノルウェー出身のスーパー・トリオは、CDを1枚売り上げる毎に15〜20クロナーを得ることができる。百万枚売り上げる毎に1500万から2000万クロナーの収入になる計算だ。それに、a-ha関連の商品、シングル、TONOやさまざまなパフォーマンスも収入源になる。合計3000万から4000万クロナーもの収入になるというのだ。
言いかえれば、ワーナーが今回のアルバムリリースに成功したら、モートンやマグスは再びメルセデス・ベンツの500シリーズを購入できるのだ。もしかすると、皮ひものリストバンドが再び流行る日がくるかもしれない。
(転載許可確認済)英訳:Jakob Sekse From memorialbeach.com

2000-05-10 | EDIT
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